社員旅行も最終日の三日目の朝…
いつものように日の出の前のかなり前に目を覚ますと、
ホテルの窓から聞こえる激しい雨の音…
10月も最終盤の28日。
既に雨季に入っているバリ島で晴天に恵まれたこの二日間はラッキーでした。
さて、出発まではまだ時間がたっぷり。
何となくすぐに雨も止むように感じ、余裕の身支度を開始しました。
どんな旅も出発の時よりも帰る時の方が荷物が増えるもの。
カバンをパンパンにして全ての荷物を詰め込みました。
最終日の行程は、キンタマーニ へ。
ホテルで簡単に朝ごはんを済ませていると、雨も止んで青空が覗いてきました。
まず、目指すは
ティルタ ウンプル寺院。
ヒンドゥー教のお寺です。
この日は、長ズボンを履きましたが、
寺院に入場するときに
サルン
と呼ばれる腰に巻かれました。
長ズボンなのに何故?
単にお布施が欲しいだけと、
クリスチャンの同僚が、コッソリと教えてくれました。
ここは聖なる水が湧き出る事で有名な寺院。
沐浴をするとたちまち身体の悪い所が治るばかりか、
長寿を獲得できる有難い所です。
この日も大勢の人が沐浴をしていました。
あれ?
どうみても、着替えを持っていなさそうな観光客も入ってる??
まぁ 何とかなるんでしょう。
この水は、奥の池から大量の湧水からなっています。
バリ島やロンボク島は豊かな水の島でもありますね。
この湧水の場所に入る前に頭に聖水をかけてもらいます。
日本も各地に湧水で有名な場所がありますが、ここはボコボコと湧き出る水が見やすいですね。
バリのヒンドゥー教のお祭りでは、必ずこの湧水でお清めをしないといけないそうです。
といっても、毎日なんらかのお祭りがあるようですので、
日常の風景になりますね。
バリ島の特徴的な衣装は、スレンダンと呼ばれる腰紐…
ジャカルタでは見られません。
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この腰紐を巻く事で、より女性らしく感じますね。
腰紐を巻いていないオバちゃんは、頭にバナナを乗せて、
なかなか逞しいです。
この寺院の丘の上には、スカルノ元大統領の別荘があります。
デヴィ夫人は来たことあるのかな?
綺麗な水を見るだけでも身が清められたと感じながら、
昼食を食べに移動します。
活火山のバトゥール山(Gn. Batur)とアバン山(Gn. Abang)とカルデラ湖であるバトゥール湖(Daman Batur)が織りなす見事な眺望はバリ島の中でも屈指です。
このバトゥール山は1804年から26回にも及ぶ噴火を繰り返し、
今もその溶岩流、火砕流の跡が黒々とはっきりとわかります。
多くの人々が亡くなり、各地に避難した人たちに対して、
どんなに貧しい人々も援助を惜しまなかった、インドネシアの人々は皆心優しい人達です。
さて、ここでは昼食のみ。
Grand Puncak Sari Restaurant
沿道にはそれぞれのお店が見事な眺望を見ながら食事が出来るように立ち並んでいます。
その中でもこのお店は、特に眺望が素晴らしいのと、
食事も美味しい事から人気のようです。
皆で思い思いに写真を撮り、ほぼ全ての行程を終えて
空港へ向かったのでした。