現在のゴルフ規則では「ホールの直径は4.25インチ(108ミリメートル)、深さは少なくとも4.0インチ(101.6ミリメートル)以上でなければならない。
何故、この大きさになったのかはゴルフをしている人なら大抵知っています。
セントアンドリュースのコース管理を任されていたのはトム・モリス…
それまで、ホールを保護する事が無く、どんどん崩れてしまう事に、
1865年にセントアンドリュースにプレイストウィックから戻った彼が、
水道工事で使う排水管を切ってホールにはめ込むことを思いついたのです。
このアイデアはたちまち周辺のコースにも広がり一般的になり、トムが使った土管の直径がたまたま108ミリだったことから、1891年にゴルフの総本山であるR&Aはホールの直径を4.25インチ(108ミリメートル)と正式に決定したのです。
このホール(カップ)の大きさが、もう少し大きかったら…
逆にもう少し小さかったら…
ゴルフというスポーツは世界に渡っていないのではないでしょうか…
グリーン上で3パット…4パット…
カップがバケツのような大きさなら、そんな心配は無くなりますね…
スコアも簡単にベストスコアを更新…
アンダーパーも夢ではありません…
でも、簡単にパットが入っちゃったら…
チップイン・バーディやイーグルがドンドン出たら…
面白いですか??
多分、すぐに飽きてしまうんでしょうね…
そんな事を考えたラウンドでした…
何故って?
この写真…
ちょっと変ですよね…(笑)
カップが大きいんです。
ホームコースのグリーンが芝を張り替えているので、
フェアウェイやラフに臨時のグリーンを作って、営業しています。
それだけだと思っていたら、
何とカップがデカい!
まぁ 臨時のグリーンを短く刈っているとはいえ、ボコボコです…
どこに転がるかわからないからカップをデカくしているんでしょうね…
でも、トムモリスが活躍していた時代、
ヒッコリーシャフトでフェザーボールからガッタパーチャボールを発明した時…
今程、綺麗なゴルフ場でプレーしていたとは思いません。
グリーンのスピード?
日本の男子プロも40年前は8フィートも出ていなかったと言います…
それなら、18世紀、19世紀ならもっと凸凹で遅い??
それでも、彼らは時には300ヤードを超えるドライバーショットを放ち、
素晴らしいスコアでプレーをしていました…
そんな事を思いながら、プレーしてみたら…
やっぱりつまらないです…
適当に打っても入っちゃうんです…
それなら一層、何アンダーが出るのかを楽しめば良いのですが…
何かそんな気にならないんですね…
ゴルフって色々奥が深いです…
そこがゴルフの魅力ですね…