日本のゴルフの練習環境で海外に負けている一つが
芝の上から打てる練習場環境が少ない
というものがあると思います。
確かに東南アジアのゴルフ場でも普通に芝の上から練習ができます。
米国もゴルフ場のレンジでは芝生の上から打つことが比較的簡単にできます。
もちろん、季節によってはマットの上から打つというのも珍しくありません。
芝の上から打てるメリットはもちろん一杯あります。
でも、スウィングを固める練習の時に芝の上から打つ必要も無いと感じます。
結果を気にして、スウィングを壊したら元も子もありませんからね。
マットの上からでも有効な練習方法はあります。
この芝生の上から打てるという環境…
自分は少しがっかりする事があります。
それは…
ディボット跡が一杯ボコボコとあること…
これはマナーの問題なのですが、ボールを置く位置をいつも適当に置いて打つので、
そこいら中に満遍なく穴ぼこだらけとなります。
松山選手が打っていると背中側のディボット跡は、一直線に一本だけ伸びています。
この写真は今年の全米オープン(ニューヨーク、ベスページ)での練習シーンですが、
このゴルフ場はパブリックです。
大会に向けて整備もしているので、アマチュアの残した跡がどれかはわかりません。
これはTPCミシガンの練習場…
週末にプレーをしてきました…
メンバーコースで比較的上級な部類に入りますので、エチケットにはうるさいです。
(クラブハウスで着帽やシャツの裾だしはすぐに注意をされます)
それでも、一見ディボット跡はバラバラ。
この写真を見ると中には一直線に伸びている跡もあります。
ターゲットに対して、ボールを置きショットをしてディボット跡ができます。
次のショットはそのディボット跡の淵ギリギリにセットするのがエチケットです。
すると削られる芝は段々と一直線に伸びていきます。
ある程度ショットを繰り返したら、また同じことを繰り返していきます。
練習が終わったら、ディボット跡は綺麗なラインが複数伸びているというのが正解です。
この写真のディボット跡は自分が練習をした時に作ったもの…
奥や左側は元々あったものです。
これでも複数球を打ち終わっていますが、ボールを常にギリギリの所に置くので、
ディボット跡はそれほど伸びていきません…
極論を言えばボールの直径分だけショットごとに伸びるわけです。
(ダフったりすると一気に伸びますが(苦笑))
そうすれば、芝をボコボコ削って、足場も悪くなるなどは無くなります。
芝の上から打てるという素晴らしい環境を使う人のマナー不足でがっかりする事の無いようにしたいものです。
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