”伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ”
2004年のアテネオリンピックの体操男子団体決勝で冨田洋之選手の最後の鉄棒で大車輪からフィニッシュへ向けて演技をしている時に放った、NHKの刈谷富士雄アナの名セリフです…
この時、既にコールマンを決めていて、金メダルは確定していたことがわかっていたとの事ですが、冨田選手が通常よりも1回転余計に回っていたことはあまり知られていません。
この1回余計に回ったことで、刈谷アナはとっさに決めていたセリフ
”伸身の新月面は栄光への架け橋だ”
から、
”が描く放物線は”
という言葉を追加したそうです。
このオリンピックでのNHKの公式テーマソングは、
ゆずの
”栄光の架け橋”
でした。
この曲名とセリフが見事に一致していて本当に凄いセリフでした。
今は削除されていますが、NHKの有働由美子アナのナレーションとかけて、この曲をバックに流しながら各種目の名シーンを編集したYouTubeの動画は、鳥肌ものの感動ものでした…
さて、今日はこの体操の話とか名台詞の話ではなく、”架け橋” についてです。
架け橋と聞けば、何を思い浮かべるか?
Google や ヤフーで架け橋を検索すると出てくる画像は、
吊橋 か 虹
夢の架け橋と検索すると出てくるのは、ほぼ 吊橋…
そうなんだぁ~
架け橋って吊り橋のイメージなんだぁ~
自分にとって、架け橋、特に夢の架け橋とかだと、思い浮かべるのは、
虹
吊り橋はあまりイメージしません。
最近よく虹を見るなぁと思いながらそんな事を考えました…
虹って見られるととても気持ちが良くなります。
最近、立て続けに虹が見られていて、ふと気が付きました…
虹の大きさってどの位なんだろう??
まず虹の原理…
虹は雨滴に入射すると、42°の角度で見られると決まっているそうです。
赤色光が42.36°
青色(紫)光が40.67°
物理の世界です…
そしてびっくりしたのは、大空にかかる虹も噴水などで見られる虹も見える角度は同じだということ…
どういうことかというと、虹(主虹)は全て写真で重ね合わせると同じ弧で重なるそうです…
これにはびっくり…
大きさは当然違うのですが、様々な虹の写真を縮尺して重ねると綺麗に重なるという天空博物館のHPを見ました。
これは知らなかったので本当にびっくりしました。
とても面白いです…
副虹
虹の大きさの計算方法も見つけました…
”反射する角度が42度ですから、例えば夕方の4時頃、西から差す太陽の光の角度が30度だとすれば、東の空にあなたが見上げる虹の角度は12度ということになります。そこまでの距離が2kmだとするならば、その虹の半径は約425mということになります。”
うん、物理と数学…
以前、三角関数を使って赤道と極地のゴルフボールの飛距離の差を計算しましたが、もう何かを計算する気力もありません(苦笑)…
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体重計の地域補正を考えていたら、ゴルフの飛距離について赤道と極地がどの位変わるか知りたくなった話。
というのも、夕方に見た見事な虹がとても大きく円弧がイメージよりもフラットだったからなんですけど…
同時にこの虹を見ていて感じた事は、なんかぼやけている…
重なっているような、今まで見たことが無いものでした…
虹についてネットを見ていたら、過剰虹 という言葉が…
虹のすぐ内側に、繰り返すように見えるそうです。
降っている水滴、降っていた水滴が比較的小さく、大きさが揃っている時に現れるとても珍しい虹らしいですね。
残念ながら写真ではよくわかりませんが、良いものが見られました…