シートの上に白く凍ったように見える大量のウミガメ達。
密漁している現場を押さえたのか??
いえ、記録的な寒波によりコールドスタン(寒さによる気絶)をしてしまったウミガメを助けている所です。
ウミガメは10℃以下になってしまうと活動を維持する事が困難になるようですが、気温、海水温共に大きく低下しています。
この救助活動はテキサス州のマドレ湖(Laguna Madre)を中心に行われています。
救助しているウミガメの数は3,000匹以上にも。
今回の寒波がどれだけ異常かというと
このマドレ湖は北緯26度に位置しています。
北緯26度線は沖縄本島の南を通過していて、台北に近い所。
こんなに南に位置しているのに寒さで気絶しちゃっているなんて。
何しろ、大規模停電もしているので暖房をかけられず、温水も用意できないようです。
残念ながら多くのウミガメが助からない可能性があるのですが、自然の事なので致し方ない部分もあります。
インドネシア駐在時代、ロンボク島でウミガメの赤ちゃんの放流したことがありました(お金を寄付して海に放します。この寄付金で保護活動が行われています)。
とっても小さいウミガメが一生懸命海に向かっていくシーンはとても感動的でした。
今週は寒波も和らぐ予報なので、もう少しの辛抱です。
「関連記事」