ケンタッキー州に住んでから東海岸のニュージャージー州に住んでいた時以上にアメリカの歴史の中での人種差別問題を日常的に目にするようになりました...
今回、訪れたアーカンソー州のリトルロックもアメリカの公民権運動の重大事件のひとつがありました。
1954年ブラウン判決により公立学校は黒人白人の区別をすることが禁じられました。
しかし、事件は1957年に起こります。
当時のアーカンソー州の州知事が黒人の登校を反対する為に州兵を送って阻止したんです...
( リトルロックのガバナーズマンション )
( 敷地の中にはクリントン大統領の銅像もあります... )
( この辺りは素敵な家が立ち並んでいます。)
うーーーーん、本当は知事が守らなければダメでしょ...
これに反対した市長がアイゼンハワー大統領に軍の派遣を要請...
すったもんだの末、軍に守られた9人の黒人が登校...
これが、リトルロックの9人です...
この9人の銅像は州知事に向かって建っています...
忌々しい事件を忘れないようにするためだそうです...
この人達は本当に凄いですよね...
アメリカの歴史を変える中心に高校生で頑張っていたんですから...
この写真はリトルロック中央高校...
近くに博物館もあるのですが、この日は閉館時間でした...
とても立派な高校です。
この高校のすぐ隣に昔のガソリンスタンドがそのままの形で史跡として残っています。
良く管理されていますね。
今でも南部北部、東と西、白人と黒人の溝は至る所で感じます。
アメリカの歴史を知らない自分が感じるのだから、アメリカ人はより深い所で色々と思いがあるんでしょう...
本当の意味での平和って訪れるんでしょうかね??
色々と考えさせられます。