今回、ニューオーリンズを訪れた目的のひとつがプランテーションへ行くこと…
アメリカ南部の古き良き時代の遺産です…
大河のミシシッピ川、ニューオーリンズからバトンルージュまでの両岸は、リバーロード(River Road)というプランテーションが一帯に広がる所です…
時は18〜19世紀、風と共に去りぬの世界です…
南北戦争で奴隷制度を使ったプランテーションは終わりを告げ、多くの豪邸は焼き払われました…
この豪邸は、アンテベラムハウス(Antebellum House)と呼ばれるものです…
初期の頃はインディゴを栽培していたようです…
インディゴってステキな青ですね…
世界最大の化学会社のBASFも最初はインディゴから始まりました…
その後、綿花やサトウキビの栽培になっていったんですね。
その中でも最も人気の、
Oak Alley(オークアレイ)
に行ってみました…
フレンチクオーターのホテルから車で1時間余…
途中、何にも無い片側1車線の対向通行の道路をひたすら走ります。
アメリカでは珍しいですね。
入り口で25ドルを払って入園。
樹齢200〜400年と言われる大木樫の木が凄いですね…
(駐車場から続く入り口はいわゆるメインのオークの街道の裏側です)
最初に見たのが奴隷の小屋…
中を覗いてショック…
これが奴隷の小屋?
200年前の??
暖炉もあるしベッドもあるし…
立派じゃない?
本当にショック…
昔、日本の家がアメリカからウサギ小屋と言われたことがありますが、
本当にそうなんだぁ…
樫の大木の下で広大な敷地に立つ小屋…
たしかに奴隷ですからとても辛い事があったのでしょう…
サトウキビを手作業で収穫し煮立てて砂糖を作るのはとても大変だったと思います。
でも、日常で幸せな事も多くあったんじゃ無いかなぁ…
日本って大多数が奴隷みたいな生活しかしてこなかったんじゃないのかって
本当にショックを受けてしまいました…
ショックを受けながらしょんぼり?と母屋の見学に向かいます。
この巨木はマグノリアの木…
モクレンとかタイサンボクですね。子供の頃、自宅にもありましたがとても大きくなる木で、父親がよく剪定をしていました…
マグノリア・レーンがあるオーガスタ・ナショナルを歩くというのも夢のひとつです…
ここは、10分毎にツアーが組まれ中をガイドと一緒に見て回ります。
残念ながら、内部の撮影は禁止…
この邸宅からミシシッピ川まで、約400mの巨木の樫のアーチが続きます。
実はこの樫の木はニューオーリンズが生まれる数年前18世紀初頭に名も無きフランス人開拓者が植えたそう…
残念ながら彼は夢破れてしまったようですが、その後、1728年にJJロマンによって一族のものになったそう。
見学の後、敷地の中にある墓地を訪れました…
質素に佇まっていました…
黄色の蝶々が飛んでいました…
蝶々は霊の遣いだそうですね…