本日、12月14日米大統領選挙の選挙人投票が予定通り行われて、バイデン氏が過半数を獲得した事で事実上次期大統領となる事が確定しました…
それにしてもこの1か月余りの騒動は一体何だったのでしょうか??
シドニーパウエルさんが言っていた、クラーケンって今どこにいるのか?
自分はいわゆる保守系の情報ばかり見ていましたので、トランプさんが最後には勝ってもらわないと色々な意味で困ると思っていたんですが…
1月6日の上下両院合同会議でも何かが起こると言われていますが、もう無理かなぁ?
最近は日本の保守の論客と言われる人達もなんだかお互いに非難しているような記事やSNSの情報が上がってきて、なんだかなぁという感じです。
アメリカ在住ですので、周りの米人の反応を少し書き残しておきたいと思います…
まず、ケンタッキー州ですので圧倒的にトランプさん支持者が多いです…
あまり選挙の事について聞くのはデリケートな部分もあるので難しいのですが、黒人の方の答え方は、”アメリカにとって良くなることをしてくれる大統領を望んでいる” というなんとも教科書的な答えでした…
白人のとても気立ての良い、田舎のおばちゃんは、”トランプ嫌い、バイデンになってくれなきゃだめ~” と言っている人もいます…
一方、トランプ支持の多くの人達はどうかというと…
人がいる所では絶対に何もしゃべらないのです…
自分と二人きりの時に部屋のドアを閉めてしゃべるとか、よほど近くにいる人が同じ意見とわかっていないと黙っています…
ただ、そういう状況になると全身を使って、アメリカも終わった~ などと嘆いているんですが、今一つ自分の生活にはあまり関係無いし~ という雰囲気も伝わってきます…
思うのですが、アメリカ人は住む場所をとても臨機応変に変える事が出来る人達…
子供が良い学校にいけるように、学区の良い所に住み、卒業したら税金の安い州に移動… 老後はマイアミなどの気候の良い所でのんびり過ごすって感じです。このようなライフスタイルはここKY州の人達も当たり前のように実行しています…
そういう自由な所は確保できているので、今回の大統領選の本当の意味で困ることは無いのかもしれません…
ただ、バイデンさんは当選後に税金を上げる事を公約に話していたので、可処分所得が減るのは嫌という感情は日本と一緒です…
でも例えばシカゴの大卒の初任給は年収で8万ドル(800万円以上)でも採用が難しいです…
このケンタッキー州の田舎町でも6万ドル近く…
ちなみに日本の20~24歳の男性の平均年収は271万円、女性は233万円…
大卒の1年目で250~280万円位だそうです。
出費の中で最高に高い買い物と言えば、家…
ニューヨークやロスアンゼルスなどの大都市を除けは、アメリカは圧倒的に安いですからね…
ホプキンスビルなら2千万円も出せば、とんでもない広さの家がガレージ付き庭付きで購入できます。
こんな素敵なお家でも3千万円位です…


そして車も圧倒的に安い。
レクサスのRXなども最安値グレードで4万5千ドル程度から(500万円しない)。
再販価格も維持されているので、実質日本と比べたらタダとは言いませんが本当に安いのです…
そう考えると、政府に対して不満が出ますか?
出ないですよね~…
都心部に住んでいる人は日本と一緒にごちゃごちゃしているので不満も溜まるのでしょうが、さっさと郊外に引越せって事ですね…
ちなみに医療費については、しっかりとした会社に勤めれば保険で殆どカバーされます…
自分の場合、処方薬もかなり使っていますが、お金はかからずタダです。
広大な大地で大きな家(敷地)に住んでいるアメリカ人にとって誰がリーダーになっても戦争に巻き込まれなければ関係ないのかもしれませんね…