自分はワクチン陰謀論を信じていないし(面白い話は単純にファンタジーとして楽しんでいますが)、科学の進歩を無学な上で否定する事もありません。
3回目のブースターショットも無事に終わり、熱も出なくて良かったと思っていたら…
アップルウォッチがしきりに高心拍数だと注意を促してくる…
心臓の周りも妙に痛いし、これは噂の心筋炎とか心膜炎が現れたか!?
とほんのちょっぴり心配になり、主治医にアポを取った所、ER(Emergency Room)から留守電が入っていました…
予約の仕方が間違っていたかと思いながらも主治医の元へ。
すると、担当医じゃない人が応対してきて部屋に呼ばれ、
”今すぐERへ行け” と…
”え? そんなに緊急の感じでも無いしここで見てもらえないの? ”
”ここには心臓のチェックをする設備が無いからERに行くしかありません”
マジか…
ERってもっとヤバい時に行く場所のイメージです。
隣のビルですので、そちらへ移動。
受付で状況を説明して、ERの受付へ。
その待合室がヤバい…
椅子に座りながら明らかに病気の女性はその場で嘔吐しているし…
何となく密だし…
ここにいたら病気になる! って怖い…
受付をしてから2時間以上の待ちぼうけ…
アメリカの病院は基本予約をしてから行くので待ち時間は殆ど無いのですが、緊急救命室ですから当然予約などありません。
待っている感に救急車は来ませんでしたが、ヤバそうな人は次々と運び込まれていました。(ドクターヘリも頻繁に来る病院で結構大きい)。
やっと自分の名前が呼ばれて中に入っていくと、TVのドラマのような緊迫感は無いものの設備は凄かった…
ドクターに懸念事項を説明すると。
” 私もあなたの症状から心膜炎(Pericarditis)、心筋炎(Myocarditis)が心配。
だけど、症例から若い人のケースが多いんだよね ”
と簡単にやり取りしてから、検査がスタート。
まずは、心電図。
日本で心電図を図る時に吸盤でセンサーを付けるのってくすぐったくて苦手なんですが、こちらは最初に身体に電極付きのシールをペタペタと貼っていきます。
そこにクリップ式のコードをつなげて測定開始。
これは良い!! くすぐったくないです(笑)。
その場のモニタでパルスが見れるわけですが、時々色が緑から黄色になったりしてる。
これって、不整脈とかか!?
血圧を図ったり血中酸素濃度を図ったり…
血液検査用の注射は前腕の表側にぶすりと針を通して…
今までこんな所に針を入れられたことなんてないぞ、とか思いながらもなすがまま。
5,6本の試験管に血液を採取した後も針を抜かず固定。
ん? これは抗炎症剤とかを後から注入するのか? などと勝手に想像をしながらしばらくベットで待機。
30分位したら、レントゲンを撮るからと院内を移動…
CTとかの検査室を通りながら、レントゲン室へ。 広くて迷子になるよ…
胸部のX線を2枚ほど撮り、奥でドクターと技師が何やら話している…
最初の部屋に戻って、待つ事更に30分以上…
ドクターが来て、心配した心膜炎とか心筋炎は全く問題無いと宣言。
” じゃ、何で心拍数が高いままで痛いの? ”
” それがコロナワクチンを接種した後に見られる症状なんですよ ”
” え? なんじゃそりゃ ”
その原因を教えてくれるための検査じゃないのかい!?
って事で、全く問題無い事がわかりました。
良かった良かった。
実はアップルウォッチのおかげで心筋梗塞の前兆かと思っていたので一安心です。
副反応について過剰な報道を目にしていて、ビビり過ぎでしたね(笑)。