日曜日の夜、満月なんだなぁと思っていたら
皆既月食
でした(笑)
日本では見られなかったようですが、皆既月食は比較的よく見られる天文ショーですね…
子供の頃、天文に興味があり、親に勝ってもらった100mmの反射式天体望遠鏡で
土星の輪を見たり、木星の4つの衛星(ガリレオ衛星)を観察したりして楽しんでいました。
当時、土星の輪は15年に一度見えなくなり、傾きが変わります。
そんな事も楽しみのひとつでした。
天体望遠鏡での観察で一番面白かったのは、月食の時。
月のクレーターが物凄い速度で陰に隠れていくというのは、子供心に圧巻でした...
ただ、当時は皆既現象に入った時は、月が見えなくなると思っていたので、
何で、何時までも赤く見えているんだ??
と不思議に思っていました。
太陽の光が地球の大気を通過するとき、波長の短い青い光は空気の粒によって散乱します。
波長の長い赤い光は空気の粒の影響を受けにくく、光を弱めながらも通り抜けることができます。
地球の大気を通過した赤い光は大気でわずかに屈折し地球を回り込んで月を照らします。
そのため皆既月食の月は赤く見えます。
なるほどぉ~
皆既月食で月が見えなくならないと知ってからしばらくは、地球の明かりが月に映っているのだと思っていました(笑)…
謎は解けました(笑)
この日の皆既月食は最初の内、雲に隠れて見えませんでしたが、雲が流れてとても綺麗に見る事が出来ました。