昨日(2017年11月16日)のジャカルタ近郊の大渋滞は早朝から深夜まで続く大混乱に見舞われました。
事の発端は、16日午前0時頃、チカンペック高速道路上で国営建設ワスキタ・カルヤの大型クレーンが移籍作業をしていた標識を転落させたと同時にクレーンも転倒したことによる。
事故現場は、ジャカルタ近郊の中でも特に渋滞が酷いブカシ。
ただでさえ、LRT及び高速道路高架工事のダブル工事で渋滞が凄まじい所に
一時4車線が通行止めになるという
”泣きっ面に蜂”
状態。
事故を伝えるジャカルタ新聞
ネット上では
2017年最も渋滞が酷い日認定
がされたようだ。
この日は、いつものように朝4時半に起床。
まずは日課のGoogle Mapで渋滞チェック。
おや?
既に会社まで1時間以上の表示。
高速道路上が赤くなっている。
嫌な予感が。。。
それでも一般道は通常の様子。
シャワーを浴びたりしながら準備をして
通常通り、5時半に出発。
この時点で既に高速を使えない事が明白。
一般道を選択。
自宅アパートから会社のあるMM2100の工業団地まで
約38km
渋滞が無ければ、高速で30分余りの道のり。
朝は何とか2時間弱で会社に到着。
普段よりも渋滞が酷かったな~~
といった程度の感想。
問題は帰り。
定時の16:00に会社を出発。
高速の渋滞はまあ普通。
ブカシを過ぎジャカルタ市内に入った所で、カーナンバー規制の為、
Lotte Shopping Ave.のフライオーバーを通る選択。
これは通常のルートです。
普段よりも混んでいる状態でしたが
Google MapやWazeといったナビAPPも目的地到着まで30分程度の表示。
しかし、フライオーバーに乗った瞬間、完全にストップ。
(フライオーバーは、いわゆる高架式の横断道路みたいな存在です)。
反対路線は車がやってきません。
こちらは全く動かず。。。
以前、1時間半で500mしか進まない経験をしています。
やばい、同じ状況だ(泣)
結局このフライオーバー(普通に走れば数分で通過)で
2時間を過ごしました。距離にして1km位??
この日は、18:30から会食がありました。
私と同じ職場で同じ時間に出た同僚がナンバー規制にかからずほぼ時間通りに到着。
私は遅れる事 1時間45分の
20:15に到着。
同じく別の会社の方が途中で車を降り、
歩いてやってきたので20:00頃。
最後の方は、私とほぼ同じ方面から出発して
21:00頃の到着。
渋滞の酷さを嘆きながら、会食を進めました。
この渋滞の影響が本日17日にも残っていて
朝は2時間45分かかりました。
インドネシア経済が心配
この事故の影響は多方面に出ていて
昨日は、ジャカルタの港:タンジュンプリオク港からMM2100の工業団地まで
約40kmの道のりを
荷物を運ぶトラックは12時間以上要した模様です。
こうなってくると、受入れ工場側も大変ですし、
輸送業者は順次スケジュールが押してくるでしょうから
納期遅延なども問題が発生していると思われます。
自動車業界のカンバン方式はどのように対応しているのでしょうか?
来年の8月にはアジア大会がジャカルタで開催されます。
インフラ工事は益々渋滞を巻き起こしている中
インドネシアに投資をする大きな障害に交通渋滞がある事は間違いないです。
一体この先どうなってしまうのでしょうか?