着いた村は、Muara Gembong県のPantai Bahgia村。
日本語的には幸福浜村となります。
村の住民は約1,500人のようです。
村の図書館に集まった子供達がお行儀よく座って待っていました。
村長さんに挨拶をしてもらい、マングローブの苗の贈呈式、優秀な子供たちを表彰したり記念品贈呈などをしました。
この写真は、ご両親がいない子供達。
村の皆で助け合っているようですが健やかに育ってほしいと思います。
この子供達には彼らにとってかなりのお小遣いをあげました。
子供達は整列して歌を歌ってくれたりした後、プレゼントを全員に配ります。
リュックサックは、色々な色のものを用意したので、好みじゃないのに当たった子供は残念です。
一連の式が終わって、皆自宅に帰っていきました。
日本では考えられない程、貧しい生活をしている村の子供達。
それでも皆目をキラキラ輝かせて、笑顔がとっても素敵です。
トイレも電気も無いような生活を今の日本の子供達は想像も出来ないと思います。
彼らなりに幸せな人生であって欲しいと思います。
昼食を食べ、いよいよマングローブの植林です。
寄付する苗木は全部で3,000本。
あぜ道を歩いていきます。
この場所は海岸線から2km離れているようですが
高潮ですぐに村が海水に漬かるようです。
村の皆さんはこの高潮を我々にはTsunamiと表現していました。
植林する場所について、中に入っていきます。
沼という感じ。
足を一歩踏み入れると、
ズブズブッ
うわぁぁぁぁぁぁぁ 底なし沼だぁぁ
一気に腰まで入ってしまいました。
動けない…
他の人の手を借りて、足を動かします。
2歩位移動したら少し浅い所になり、なんとか自分で移動が出来ましたが
転んだら死ぬ…
環境保護の団体が事前に支柱を立てていてくれ、そこにマングローブの苗木を
1本植えて紐で結びます。
我々の仕事はここまで。
一人一本を植えて終わり。
あとの2,900本余りは団体の方達が植えてくれます。
記念撮影をして脱出…
出来ない… 足が抜けないです。
もう完全におじいちゃんです(泣)。
下半身はもう泥だらけ。
途中のあぜ道の所で、汽水が溜まったところで洗い流します。
図書館に戻り、公共のトイレの水道で再度洗って、着替えます。
水道といってもかなりの塩水の模様。
貴重な水なのであまりジャージャー流すのも気が引けました。
最後はマングローブの実のジュースを頂きました。
少し酸っぱい感じなのですが砂糖を足しているので、
非常に甘いです。インドネシア人は甘いのが好きなんですが
個人的には酸っぱいまま飲みたかったですね。
マングローブの実のお菓子もあります。
羊かんみたいな感じです。
帰りもまた、ボートに1時間乗り駐車場まで戻ってから
ココナッツ・ジュースを飲んで、今回のイベントも終了です。
来年は、違う村にトイレを作ってあげるのはどうか?
と会社内で話が出ています。
村にトイレを贈呈する。素敵な話なので是非実現したいですね。