インドネシアの駐在時代で大きく変わった事がひとつあります…
インドネシアは90%以上がイスラム教の人達…
そこでの暮らしで自然と感じるのが ”施し” の習慣です…
ザカートと呼ばれるイスラム教の五行の一つで制度喜捨、救貧説と訳されることもあるそう。
駐在時代にこの言葉は知りませんでしたが、人々から強烈にこの施しの心は伝わってきました…
イスラム教はどうもあまりイメージが良くないような所もありますが、個人的にはとてもよく出来ていると感じています。
そんな駐在時代を過ごした事と年齢も重ねたこともあり、自分の欲のステージも大きく変わりました。
有名なマズローの5大欲求のピラミッド。
誰もが持っている生理的欲求から自己実現欲求までの5段階が一般的です。
その上に6番目があります。
自己超越という段階です。
純粋に国やコミュニティの為に何ら中の目的を達成する欲求になります。
マズローによるとこの段階に達しているのは、全人口の2%程であるらしい。
実はこのデータは20世紀後半のもの。
今は生まれた時から5段階の全てを満たされている世代が台頭してきているそうです…
そうなると、必然的に社会貢献への欲求が高まるのですね。
でも、インドネシアの人々はそれとは別に施しの気持ちが自然とあります…
ボランティアで貧しい村にランドセルを寄付しに行った時、子供達の本当にキラキラした目は今も忘れらません…
そんな彼らでも困った人を見ると助け合う、そんなインドネシアの人々…
自分自身も人に喜んでもらえるような事をしたい…
今、国連が主導している活動、SDGs(エスディージーズ)、持続可能な開発目標というものが注目されています。
17の目標をどのように実現していくかを昨年から社内で話し合い、種々の目標設定をしていました…
コロナで計画が狂っていますが、その中の一環としての地域の掃除活動は予定通り実施しました。
天気が良く、蒸し暑い中、各グループに分かれて、道端のごみ拾いです…
簡単な事ですが、社会貢献は一歩ずつ進めていきたい…
アメリカはどの道端も芝生が植えられていて、定期的に芝刈りが行われていますが、そんな所に車からゴミをポイ捨てするんですね…
(ゴミ拾いをしたエリアは芝生というよりも雑草ですが)
ゴミ拾いを開始するとどんどんポリ袋が一杯になっていきました…
集めたゴミは適当に道端に置いておきます…
すると、連絡をしておいたカウンティがゴミを回収していきます。
特に一か所に集めるというような事はしません。
この辺は合理的なアメリカですね~…
社会貢献を少しずつ進めていこうと思います…