欧米は日本よりもバケーションをどーーーーんと取るイメージがありますが、
実際はそんな事はありません。
今や日本は世界でも休みの多い国の一つです!!
祝祭日日数は日本は世界1位。
フランスとスペインが有給休暇日数が世界一で祝祭日と合わせて39日の年間休みを取るのが世界一位。
日本は有給取得率が低いので6位の27日になっています。
ちなみにアメリカは、休日が10日(実際に祝日として10日ないけどなぁ)、有給を入れて、24日で世界9位です。
ただ、アメリカで仕事をしていて思うのは、日本人よりもアメリカ人の方が働いているって感じます。
集中力と中身の濃さが違います。
これって意外と認識していない日本人が多いですね。
まぁ残業(サービス残業もあるし)が他の国に比べて長いので多くの人が休日はぐったりしちゃうんですけどね。
休日の少ないアメリカは、ホリデーシーズンはやはり多くの人が休みます。
11月第4木曜日がサンクスギビング(感謝祭)から始まり、クリスマスを通して、元日までがお休みシーズンになります。
多くの日本人もそれに合わせてバケーションを取るのですが、アメリカ人の休みの過ごし方とやはり違います。
多くのアメリカ人は家族や親類と集まってホームパーティなどをしながら過ごすのに対して、日本人はやっぱり有名な観光地などに繰り出す事の方が多くなります。
ここで、問題が発生します。
サンクスギビングやクリスマスなどは多くのレストランやスーパーマーケットも閉まっているという事!
有名なリゾート地であればほとんどのお店が開いていますが、それでも時間が短かったりします。
ましてや都会などでは、ほとんどがお休み。
これらの日にお出かけする場合は、事前に開いているレストランをチェックしておき、予約をしておく必要があります(お客さんが集中するので、予約無しだと入れない場合も)
スコッツデールで大晦日を過ごす事にしたので、予約が出来る良さそうなお店を例の如く
Google Map で探しまくっていました。
ShinBay Omakase Room by Shinji Kurita
1ヶ月前位に電話で予約を確認しようとすると、繋がらず。
と思ったら、すぐに折り返しで電話がかかってきました。
20時なら席が用意出来るということでお願いしました。
ここで、カード情報を全て伝えることに…
ちょっと心配でしたが、お店もしっかりしていそうだし大丈夫か。
当日、お店に到着し裏の駐車場に停めてから表に回ると…
隣の韓国焼肉屋さんは大勢の人で一杯。
ShinBayは?
あれ??
お客さんが誰もいない???
確認のメールも受け取っていたので、休みになっているわけも無いと思い入店すると…
なかなかきちんとした男前の米人が席へと案内してくれました…
席に着くと 嬉しいことにおしぼりが!
アメリカでおしぼりが出てくることって無いんじゃないかなぁ?
(マンハッタンの日本食レストランであったかな?)
予約の時間が20時。
10分位前に到着したのですが、シーンとした雰囲気。
すぐに他のお客さんが2組入ってきました。
1組は親子で息子の誕生日のお祝いに、もう1組は普通の男女。
合計6名のお客さんです…
すると奥から3名の方が厨房に並び、簡単な挨拶をして料理が開始されました…
知らなかったのですが、時間制で一斉にスタートです。
お酒やビール、ワインなど料理にあったものを相談しながら頼むと良いですね〜
最初は3種の前菜。
綺麗な器です。
料理の説明をSuzukiさんが英語でしてくれます(日系アメリカ人?)
Kuritaさんは(日本人)は、料理に集中してあまり喋らない方でした。
お客さんの食べるペースに合わせて次の料理が提供されます。
刺身サラダもとっても彩りが綺麗で、日本の味そのもの。
3皿目はシーフード。
生牡蠣は一目でわかる Kumamoto
どれもとても美味しいですね。
この頃にはお酒も回ってきて、良い気分!
茶碗蒸しはこれ。
いくらとウニが入っていますが、全く生臭くありません。
椎茸の出汁も効いていて、舌触りから最高です。
刺身はウニ、イサキ、石鯛、みる貝、鯵
どれも新鮮です。
仕込みが上手いんですかね?
魚って新鮮だから美味しいというわけでもないですし、やはり腕でなんでしょう。
握りは一貫ずつ順番に出されます。
春子鯛
真鯛の稚魚の事ですが、少し炙ってあります。
なんとも言えない芳醇な香りに満足です。
キス
身が透き通っていて見た目も綺麗。
少し柚子がかけられていて爽やかな香りと共に凝縮された鯛の旨味が口に広がります。
コハダ
ここの特徴は握った後に、隠し包丁を入れること。
醤油をハケで塗られてから提供されるのですが、見た目がとても美しくなります。
メジナ
あまりメジナを食べる機会がありません。
夏場は生臭くなると敬遠される魚ですが、冬は最高に美味になります。
この握りももちろん生臭さが無く、最高でした。
カンパチ
回るお寿司屋さんでも一般的なカンパチ。
身が締まっていて、グッド。
出す順番で口の中の味わいが変わることも計算されているようですね。
サヨリ
この魚も普段あまり食べられないですね。
これも柚子がかけられていて、とても爽やかに新鮮な歯応えと共に味わえました。
最近は堤防からサヨリ釣りをするのも人気だそうで、捌いた後にたて塩にして刺身で食べるのが釣り愛好家にも人気があるようです。
湘南育ちの自分は釣りをほとんどしなかったので、人生少し損をしてしまったようです(笑)
カマス
カマスは江ノ島の釣り船で青色五目を狙っていた時に釣ったことがありました。
焼き魚にして食べたのですが、カマスもあまり刺身や鮨ネタでは食していないですね。
鮮度が大事で生で食べられることは少ない白身魚になります。
これも炙ってありますね。
金目鯛
最近はすっかり高級魚の仲間入り。
子供の頃は母親が良く、金目鯛を使って煮付けなどを作ってくれて、自分の中では大衆魚です。
まだスーパーマーケットなどが一般的でない時代、母親と行った魚屋さんには金目鯛が一際目立っていました。
懐かしい思い出です。
ノドグロ
言わずと知れた、高級魚。アカムツの事ですね。
昔は誰も気にしていないような魚。
15年位前のテレビ番組で紹介したのが人気になり、一気に高級魚になったようです。
寺泊に美味しい魚を求めてドライブしてた時も、地元のお店でいただきましたが、
正直そうなの? って位で思い入れはありません。
味?
なんか良くわかりませんでした(苦笑)
トロ
最後はトロ。
大間のマグロだそうです。
トロに関しては良くわからないですね。
ジャカルタ駐在時代は、インド洋で獲れたマグロが冷凍にされる事なく水揚げされていたので値段と味のバランスでとても良かったです。
ただ、この握り…
口の中でとろけるような感じで最高でした!
最後はデザートを食べて。
大満足でした!
ホームページに動画がアップされていますが、
”帰る時に満腹で帰るのではなく、幸福になって帰って欲しい”
大丈夫です。
私は幸せ感が一杯になりましたよ!
Shinbay公式HP
http://www.shin-bay.com/index2.html#about