ゴルフは紳士のスポーツ…
自らが審判でルールに厳しくなければいけない…
よく言われることですが、実際には競技委員がいて判定を委ねることも多いですね…
そして、更に同伴競技者がマーカーとして、対象の選手のプレーを見なければいけません…
実際にはプレー後のスコア確認をする位でしょうけど、時には大きな出番があります…
今、アメリカのPGAツアーのプレーオフが行われていますが、第2戦で松山選手がピンチに陥りました…
首痛で無理をして出場している松山選手…
第2ラウンドの7番ホール パー3でボールはガードバンカーの縁のラフで止まっていました…
少し離れた所で素振りをすると、ボールはコロコロ動いてバンカーの中に転がり落ちました…
その瞬間松山選手、 顔をサッと上げていました(多分、そこにいた人、競技委員かラーム選手を見たんだと思います)。
ゴルフ規則9.3によれば、
自然の力が動かした球 自然の力(例えば、風や水)が止まっているプレーヤーの球を動かす原因となった場合 ・罰はない。
そして、その球を新しい箇所からプレーしなければならない。
(例外-パッティンググリーンでマークして拾い上げた場合)
9.4b 球を拾い上げること、故意に球に触れること、球を動かす原因となったことに対する罰 プレーヤーが止まっている自分の球を拾い上げたり、故意に触れたり、動かす原因となった場合、そのプレーヤーは1罰打を受ける。
つまり、松山選手の素振りが原因で球が転がってしまった場合、一打罰で元のラフにリプレースしなければいけません。
そうするとラフからのショットが入ってパー…
ダブルボギーになる確率が高くなるところでした…
(実際には無罰でバンカー内から2打目を打ち、パーセーブ)
この事を松山選手のマーカーであった、ラーム選手がはっきりと競技委員に説明をしたということが、素晴らしいスポーツマン精神だと絶賛されています…
PGA Tour の公式ツイッターが字幕付きで一部始終をアップしています…
カメラが回っていたんだから、ラーム選手が見ていなくても判定の参考になったかもしれませんが、自分がよかったなぁ と思ったことは、
ラーム選手がマーカーとして松山選手のプレーを見ていたこと…
ツアーを観戦していると、マーカーが相手のプレーを全然見ていないなぁ と思うことが良くあります。
もちろん、ゴルフの性質上全然違う所に選手は移動するので仕方ない部分もありますが、明らかに無関心な選手もいます…
今回、グリーン周りだったことが幸いしました…
それにしても、ラーム選手の株が上昇中です…
LIVゴルフの話題でゴルフ界も暗い感じがしますが、とっても嬉しいニュースとなりました…