インドネシアに赴任が決まった時に頭に浮かんだネガティブな事。
渋滞!
正直、トイレは大丈夫か??
というのが一番心配されたこと。
2016年4月の赴任時、
ジャカルタ市内から東側の工業団地MM2100まで
朝6:30出発で7:30には到着。
それが翌5月には、6:15出発になり、
年末には、5:30になりました。
時には、3時間、4時間もかかってしまう大渋滞。
距離にしてわずか35km足らず。
しかもほとんど高速道路があるのに。
髙橋尚子さんなら2時間かからんでしょ(笑)。
政治家、役人と業者の汚職が横行していたであろう
インドネシアの昔、
インフラが全く整備されないまま、モータリゼーションがやってきているわけです。
人口は2億5千万人を超え、数年後にはアメリカを抜いて世界3番目の人口の多い国になるインドネシア。
昔、日本が高度成長時代に同じように大渋滞で合った首都東京。
この時のある政治家は、渋滞で浪費するガソリンが日本の経済を支えているなどと
発言したおバカな人がいました。
やっぱり政治は重要です。
ジョコビ大統領が一気にインフラ政策を進め、ジャカルタ知事のアホックさんが協力していたものの例のイスラム教侮辱発言で失脚。
新しい知事の元、どこまで開発が計画的に進むか注目する所です。
今の大渋滞の原因は、日本人からは信じられない工事の進め方にもあります。
日系企業の多くがジャカルタの東部伸びる一本の高速道路上脇に広がっています。
問題は、この高速道路を中心に進んでいるインフラ工事。
まず、LRT(Light rail transit)。
モノレールですね。
この高架の工事を高速道路脇で進めています。
それも車線を1列潰して!!
まず、これで渋滞が悪化。
1年ちょっと前からです。
インドネシアでは、路肩も普通に通行しています。
1車線を潰したという事は、路肩も含めて2車線無くなっているんですね。
次に今年になり始まった信じられない工事。
高速の中央を上下線1車線ずつ閉鎖して、
2階建ての高速道路にする橋脚工事がスタート。
2階建て!!
つまり、下り線が都合3車線工事で無くなったんですよ。
結果、現在は一部3車線、4車線になっています。
ただでさえ渋滞が酷い上に実質3車線を工事で閉鎖!
日本ならやらないですよね。
悪名高いBekasiの渋滞。Google Map。
他にも市内を走るMRT(Mass Rapid Transit)、いわゆる地下鉄の工事。
どこもかしこも工事。
先週は、会社からの帰宅時間が3時間半。
一昨日は、取引先に訪問する為、合計1日で車に乗っていた時間が11時間!!!
渋滞無ければ、全部で2時間程度の距離です。
さすがに最近は怒りが込み上げてきてしまいます。
工事が終わってくるのが2020年頃。
どうなるかなぁ??