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ゴルフ、グルメ、スイーツ、旅行に関する日常を公開します。2019年2月より2度目の米国駐在がスタート。

ゴルフ場によって得られるスキルは? 自分のレベルで考察してみた……

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ゴルフが上手い人と強い人は、少し意味が違います。


今回は単純にゴルフが上手い人となる上で、プレーするゴルフ場がどの様に影響するのかを自分のレベルで考えてみました。


といっても、上手い人という定義が難しいので

単純にHDCPが少ない人と考えても良いと思います。

ここでいうHDCPは、全てのスコアを提出して得られるもので

スコア提出を調整して得られる実力よりも良いHDCPの事ではありません。

(こういう人一杯いますので)

 


HDCPの計算法は少し複雑で、同じグロスのスコアでも算出されるHDCPは異なります。

例えば、1ホールで大叩きしてしまった90と全てボギーで回った90では、

通常、計算上は前者の方がHDCPが良くなります。


つまり、プレイヤーが良いスコアで回れるかどうかのポテンシャルも加味されているということになります。


また、コースの難易度も数値化されていて、一般的に優しいコースと言われる所で出たスコアと難易度の高いコースで出たスコアも計算上考慮されています。

 


詳細は、多くのウェブサイトに載っているので割愛します。

 


今回は、単純に自分がインドネシアでプレーする中でメインのコースがどの様に影響するかを考えてみました。

 


メンバーコースは、グヌングリスとロイヤル。

 

グヌングリスの特徴は、起伏がジャカルタ近郊ゴルフ場でもトップクラスに大きいこと。

30ヤードの打ち下ろしを始め、ほぼフラットと言えるホールが無い事。

ティーボックスもまともに平らでは無いですね。

ウェストコースの18ホールのフェアウェイは下が粘土質で乾季の時はカチカチになってきます。

ラフは、芝がそれほど密集していないため、比較的に打ちやすいと言えます。

全体的に各ホールの距離は短いですね。

ローラーをかけたグリーンは視覚的にも惑わされ、アップダウンや左右の曲がりが全く読めないという声も多く聞かれます。

グリーンの傾斜の上につけたパットは時にはグリーン外まで転がり落ちることも良く見られます。

今年、アジアンツアーの下部トーナメントが開催されました。

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ロイヤルの特徴は、全体的にフラット。

フェアウェイのアンジュレーションは作られているものの極端なライになる事は少ないと言えます。

フェアウェイの下は砂地になっているため、的確なショットは綺麗なターフが気持ちよく飛んでいく状態です。

ラフはセッティングによって異なりますが、ハードな設定にした場合、密集した柔らかい芝の葉に沈み込み、脱出するだけとなってしまいます。

各ホールはバンカーや池を中心としたハザードがしっかり効いている為、

狙い所が明確に意識できるコースとも言えます。

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また、PGAツアーも開催されるジャカルタを代表するコースです。


さて、この両コースを均等に使えるとしてどのようなプレイヤーになるでしょうか?


有名な青木プロの話は、我孫子カントリーで修行したのでバンカーが世界屈指に上手い選手になったというもの。

プレースタイルを見るとどのようなコースで腕を磨いたかわかるということですね。

 


まず、プレーが変わる要素として大まかに何があるでしょうか?

ショット力

ショートゲーム

ロングドライブ力

パッティング

などの主に技術系の部分。


その他にメンタル的な要素がどのように磨かれるかも重要です。

また、コース戦略をどのように考えるかといったゴルフ脳がどのように鍛えられるか?

 

といった所でしょうか。


日本でも山岳コースは、よくトリッキーなコースと言われ、あまり好意的に思われない事が多いのではないでしょうか?

逆にだからこそ面白い、攻略のしがいがあると言う方も大勢いらっしゃいます。

これはグヌングリスが該当しますね。

人によっては二度と来ないと怒ってしまうケースもあるようです。

一方、シングルの方でいつも挑戦意欲が駆り立てられ、本当に面白い問い方もいらっしゃいます。


私はこの2年間で100ラウンド程度グヌングリスでプレーをしました。

その上での結論は、ゴルフの基本的なスキルは身につきにくいということ。


ほぼ全てのショットが傾斜面といっても良いくらいのコースで

基本的なショット力が向上しにくいという事です。


もちろんその上で、どのようにスコアメークをするかという戦略的なスキルは間違いなく向上します。

その中の一つが、ティショットで持つクラブがどんどん短くなるというもの。

傾斜地の100ヤード以内よりもフラットな150ヤード以内の方が断然優しいからですね。

 


といっても、コース自体の長さが短いのでセカンド以降のショットが極端に残るという事はありません。

逆に言うとティショットをドライバーでドーンと打ってしまえば、パー4ではウェッジの距離、パー5でもショートアイアンで2オンを狙えてしまうホールもあります。


これでは長いクラブのショット力が磨けません。

この部分が最も気になるところです。

7千ヤードを超えるようなコースでは、全く歯が立たなくなってしまうからです。


一方のロイヤル。

ティボックスからのプレッシャーは、それほど大きくないと言えるでしょう。

しかし、ラフに入ったボールは確実にペナルティとして返ってくる…

そうなるとどうしてもフェアウェイキープが重要になってきます。

ここでもティショットで使うクラブ選択から頭を使うのは同じですね。


フェアウェイを捉えたショットは、次打以降も気持ちよく打っていけると言うご褒美がもらえます。

この部分がグヌングリスと大きく異なります。

フェアウェイから打つメリットが身に染みて実感できるのです。


私はこの部分を重要視していて、非常にフェアなコースと感じるのです。

使うクラブも14本の中でどのように選択していくか?

1ラウンドで6、7本のクラブがあれば十分というコースでは無いですね。


そう考えるとロイヤルで腕を磨くのがゴルフ全体のスキルを向上させてくれるのでは無いかと感じています。

 

ただ、ゴルフの面白さは自分のレベルが変わった時点で、思う事も変わるという事。

 

もうワンステージ上がった自分がどう思うのか?

楽しみの一つです。