喫茶店が身近ではなくなってどの位になるでしょうか?
コーヒーショップやオシャレなカフェ、コーヒーを飲むだけならコンビニでも事足りるようになりました。
でも、喫茶店のマスターと会話を楽しんだり、静かに流れる音楽を聴きながらまったりとした時間を過ごせる事はなかなか出来ません。
スマホやタブレット、パソコンを開いて仕事をする事も多いです。
そんな今はなかなか味わえない昔ながらの喫茶店を秋田県大館市で発見しました。
お店の名前は、
加賀コーヒー店
仕事で訪れた際、空いた時間をどこかで過ごそうと偶然Google Mapで選択したお店です。
1階はコーヒー豆を売っているお店。
横の階段を登り、二階に喫茶店があります。
店内に入ってすぐ目に付くのがこのポスター。
コーヒーは淹れる器具で味が変わる……
コーヒーの豆の種類も色々あります。
うーーーん…
正直わからない。
御主人に正直に相談してオススメの豆と淹れ方を教わります。
今回は、御主人が実際に現地に行って確認した豆、
パプアニューギニアのエリンバリ・プレミアムコーヒー豆を選択。
4人で入ったので、
一人がペーパーフィルターとサイフォン式を選択、
自分ともう一人がネルドリップ式を選択しました。
それぞれを皆んなで味見をすることにしました。
まず、ペーパーフィルター。
うん、普段飲んでる味。
十分に美味しいコーヒーです。
これを基準にしました。
次にサイフォン式。
酸味が際立った感じ…
子供の頃、家ではサイフォン式でコーヒーを淹れていました。
当時の記憶が香りと少し尖ったコーヒーの味で戻ってきました。
同じ豆でここまで味が変わるとは、正直驚きです。
最後にネルドリップ式。
これは、全体的にまろやかに穏やかになった味わいになりました。
酸味もサイフォン式よりも影を潜め、上質で芳醇なテイストが口の中に広がります。
最初はテーブル席に座っていましたが、
御主人の話を聞くためにカウンターへ移動。
温和で優しい御主人との会話だけでも至福の時が過ぎて行きます。
この贅沢な時間を演出しているのが静かに流れるジャズ…
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レコード盤でこれ程綺麗な音を聞いたことは今までありませんでした。
秘密の一つは、JBLのスピーカー…
中古品が出たので、直ぐに購入されたそうです。
このスピーカーだけで100万円以上する高級品。
新品だと高級車が買える程…
オーディオに関しては、全く知識が無いですが、
静かに流れる音楽は本当に安らぎを与えてくれます。
折角なので、もう一杯コーヒーを飲むことにしました。
これも御主人に選んでもらいます。
“是非、オリジナルブレンドを飲んで”
ということで、お願いしました。
その名も
KOWブレンド
御主人の名前の公さん(下の名前)から取ったものです。
ブレンド比率は
コロンビア:40
ブラジル:25
モカ:25
インドネシア:10
うん、美味しい!
これもネルドリップで淹れて頂きましたが
少し酸味を感じられます。
コーヒーの奥深さを実感した上に
日常から離れた贅沢な時間を過ごせた本当の喫茶店が秋田県の田舎にあったというお話でした。