東京・人形町にある行列の出来るお店、
創業宝暦十年(1760年)創業(もうすぐ、創業260年!)の親子丼の有名店
玉ひで
で会食がありました。
日本橋や人形町界隈は本当に聞いたことも無いような和暦の創業のお店が何軒も残っています。
勤め先の本社ビルが日本橋にある頃(今は引越して御茶ノ水です)、
同僚とお昼に食べに何回か訪れた事がありますが、
いつも大行列…
一度は、並んですぐに数人前で売切れと言われた事もありました。
休みの日に奥様と二人で昼食を食べにやって来たりしましたが
あまり、やっぱり美味しい!!
という感想はありません(苦笑)。
ただ、老舗という気取った高ビーな事も無く、その点は良かったです。
今回は、初めての夜…(ん?変な響き(笑))
総勢16名と大人数でした。
畳の間ですが、椅子に座るようになっています。
この界隈の老舗のお店は、椅子席になっている所がとても多いですね。
やはり外国の方に畳に座らせて食事をしてもらうのは、
どうしても大変なのと、日本人も掘りごたつ式になっていないと
人気が無いので、仕方ないですね。
個人的には、内装とのギャップに少し違和感を感じて、残念です。
料理は鳥(軍鶏)すきコース。
最初は軍鶏のしぐれ煮とコラーゲンスープ…
軍鶏のそぼろが生姜醤油で煮込んであるようです…
この日は特に説明も無かったので(もう皆んながワイワイしていたので)、
特に深く味わう事もなく…(苦笑)…
続いて軍鶏の珍味3点…
これが美味かった!!
ハツのたたき、軟骨の柔らか煮、レバーの生姜煮…
特にレバーが絶品でしたね…
続いて、熟成鶏料理…
ここもビールを隣の人に注いだりしていて、惰性で…
味わったつもりですが感想は忘れました(笑)…
メインの軍鶏のすき焼きです。


具材も朱色の器に乗せられたものが、順次運ばれて来ます。
土鍋?に割り下を仲居さんが注ぎます。
この土鍋が朱色で趣があり、老舗を感じます…
玉子は温泉玉子。
これは好みが分かれるところですね。
ただ、温泉玉子の方が高級感を演出できるのかなぁ…


仲居さんが次々によそってくれます。
我々は急いでいるわけでも無いのですが、何となく仲居さん達の動きが忙しない感じ…
丁寧さは感じるんですが、心が客に向いていない…
料理を取り分ける時に割り下がはねて、テーブルにかかったりしても
気づいていないようです。
(少し服にもかかったし…)
ちょっと残念…
最後は親子丼…
多くの人々がこの親子丼を食べる為に行列を作っています…
行列ができるので、美味しいのです…
でも…
親子丼です…
公式HPによると明治24年頃、5代目女将“とく”が鳥すきの残りの割下で卵を煮て
ご飯と共に召し上がるお客様の姿をヒントに考案した奥義を頑なに守り続ける一子相伝の味と書かれています。
一子相伝…
良い響きです…
でも…
親子丼です(笑)…
親子丼の発祥のお店であることは間違いないようで、
その歴史は大変興味深いですね。
ただ、その当時は豚肉や牛肉を食べる習慣の無かった時代…
ものの本によれば、坂本龍馬が最初に牛肉?を食べたと記憶しています。
伝統はこれからも是非受け継いで頂きたい…
でも…
やっぱり親子丼です(笑)…