日本では働き方改革が話題になっていると思います…多分…
子供の頃、日本人の事を
働き蜂やらウサギ小屋しか住めないやら言われていましたが
今の若い人は知っているのかなぁ?
米国とインドネシアで働いて、やっぱり皆んなの働き方は違うんだと感じますね。
日系企業に働いている現地の人も地元の会社に働いている人と少し違うかもしれませんが…
今の会社で働くようになって、4ヶ月程…
始業は8時ですが、大体7時前後に出社していました…
家から車で10分足らずなので、苦になりません…
だいたいこの時間に米人は既に出社していて、皆んな仕事をスタートしています…
1ヶ月位した時に女性マネージャーから日本人で朝早く出社するのは
貴方が初めてよ〜
日本人は皆んな遅くまで残っているけど、朝はギリギリに出社しているわよね〜…
この言葉が妙に耳に残っているんですよね…
伊藤忠商事などが残業を減らす代わりに朝食を会社で用意するなど朝早く出社を推奨している活動などが
有名ですが、まぁ同じようなものです…
確かにアメリカ人は朝早く来ていますが、夕方は就業時間前に帰っちゃいます(笑)。
会計部門の人達は業務が終わらないと土日も出社していますが…
他の日本人メンバーに
早く帰れって言っても皆んな帰らないものです…
一応社長なんですけどね〜…
もちろん、仕事上残業してでも終わりにしない業務はありますので、
その場合は、残って一生懸命働いてもらわないといけません…
でもね、やっぱり働き方改革って自分自身の考え方が一番大事です…
新人時代から有給休暇取得率100%だった自分は、
会社側、先輩から見れば嫌な若造だったと思います…
研究職だった上に与えられた課題は、何か新しい素材を開発しろって言う、
何したら良いかさっぱりわからない指示しか無かったんですね…
そんな素材聞いた事ないけどどうすれば良いですか?
適当に文献を読んで勉強しろ…
こんな適当?な指示ってあります?
本当にこれしかなかったんですよね…
これって、物凄いプレッシャーなんです…
何しろどこまですれば終わりにしていいかわからないですから…
サボっていてもわからないですが、そういう訳にもいきませんでした…
まぁそんな感じだったので、有給休暇取得率100%を長い間できたのですが…
その後、組合の委員長になった時、当時の役員の方がコソコソっと自分の所に来て、
有給休暇取得率を上げる為の交渉をしっかりしてくれ、君にしか出来ないって、
言われた時は複雑な思いでした…
当時の大部分の社員は有給を年間1日も取れない状況だったんですね…
でも、皆んなそれで不満を持っている訳でも無かったですが…
先日、飛行機の遅延などが重なり、土曜日は1日中ゴロゴロしていて、
ゴルフにも行かず…
何もする気になりませんでした…
まさにここに問題があります…
やっぱり仕事の時間が長引くと、精神的な余裕が無くなります…
そうすると効率もそうですが、発想力も著しく低下しますね…
何しろ、生活をエンジョイする気持ちが低下します…
今の自分も少し心の余裕が無いので、
バケーションで何処に行こうかとか、あまり考えられません…
まずいなぁ〜…
ブラック企業がどんなものかよくわかりませんが、
大変なんでしょうね〜…
でも、ホワイトでも社員が自らブラック化している事の方が多いんじゃないかなぁ?
自分の経験から思うに、
夜遅くまで仕事をしていている割に何しているかわからない人(ここ大事です)よりも
仕事はサッサと終わりにして、多彩な趣味を持っている若者の方が
大いなる可能性を感じます…
日本は製造業立国です…
生産の効率性を高める事にかけては、世界でも秀でています…
でも…
いわゆるホワイトカラー(最近この言葉使わないですね)の生産性って、
低いしその改善って議論になりにくいですね…
自分はゆとり教育世代の人達の活躍を期待しています…
スポーツや芸術の世界では既に結果を出している、
事業も自ら起こしている人も多い…
でも、まだまだサラリーマンとしての彼らの活躍は不足しています…
無限に可能性あると思うんだけど…
まずはいつもより早く出社して、メールの処理だけでも片付けてみる事をお勧めします…