松山英樹プロがマスターズ・トーナメントに優勝して1週間。
職場では米人からも祝福の言葉をもらったり、試合の事を話したり。
ゴルフをしている人と盛り上がったのは、スイングの技術的な所。
やっぱりトップで間があるのは、アメリカ人も注目。
彼は最近コーチをつけたんだよ〜 なんて話で盛り上がります。
私は、CBSの放送をつけながら、タブレットで日本のTBSの放送を同時に見ていました。
今までは、現地の放送とTBSでは、映している選手が異なり日本人選手優先ですが、今回は当然現地の放送も松山選手。
TBSと同じ映像でした。
CBSは放送中何度かTBSの映像と音声を流していました。
例えば、最終日に池に入ってしまった時、日本のブロードバンドでは悲鳴が上がっているでしょう、と言った解説の後、
中島プロの解説やアナウンサーの声が流れました。
これって、多分マスターズの放送史上初めてのことじゃないでしょうか?
そして、一番話題になったのはキャディさんの最後のお辞儀をしたシーン。
日本企業なので、我々日本人の文化は一般のアメリカ人よりも理解が深いです。
それでも改めて日本人としての礼儀の部分を話題にして褒めてくれるのは、とても嬉しいことでした。
“Respect“
皆んなが話してくれた単語です。
お辞儀をする時は、
apologies、お詫びをする時なんでしょ?
と質問してくる米人もいて、剣道の礼に始まり礼に終わるといった日本文化をネットの写真を見せながら説明したりしました。
(剣道は未経験なので、どのように教えているのかはわからないのですが…)
世界から見た日本人のイメージは、ネガティブな所も当然あるものの概ね良いものです。
礼儀正しい
和を尊ぶ
辛抱強い
ただ、海外から日本を見ているとこういう良い部分が今大きく崩れてしまっているように見えます。
そんな中、キャディさんのほんのちょっとの立居振る舞いがアメリカで話題になっているのはとても誇らしいと思います。
私が皆んなに日本人として誇りに思うよ、と言うと皆んながそれはわかるよって笑顔で答えてくれ更に嬉しいです。
松山プロが日本に帰国後のインタビューでキャディさんの映像を夜の11時ごろに見て、自分も一緒にできればよかったと感想を述べていました。
もし、早藤キャディさんと一緒に松山プロが夕陽の長い影が伸びる18番ホールのグリーン上でコースに向かって礼をしていたら。
来年、最終ホールで二人並んで一緒にコースにお辞儀をして欲しいなぁ。