昨日からの続きです。
ラフでの芝生の違いは、わかりやすいですね。
フェアウェイではどうでしょうか?
フェアウェイではどちらかというとコンディションの方が気になる事が多いですね。
雑草がかなり生えているフェアウェイのゴルフ場でも随分プレーしましたが、それはそれで楽しいものです。
次に芝生の密度が薄い場合があります。
猛暑や水不足で芝が枯れてしまって所々ハゲてしまっているコースもあります。
日本のゴルフコースの場合、グリーンキーパーの方達がとても苦労をしてコンディションを整えているので、
海外に比べたら比べものにならない位、綺麗になっています。
インドネシアでは綺麗にコンディションを整えているコースは少ないです。
そうでないコースの場合、コースに文句を向ける前に悪いライからのショットを覚える事ですね。
一番大切な事は、そんな状況でも感情の変化を無くすメンタルを鍛える事です。
そうすれば、日本の綺麗なフェアウェイでディポット跡に入ったボールを見ても、
ついていないなぁ〜 と笑みを浮かべる位の気持ちの余裕が生まれます。
日本でプレーを覚えたゴルファーが世界でなかなか通用しない一つの理由のような気もします。
そもそも日本の場合、6インチで動かすなんて普通に皆んな実行していますが、
そんな事までしてナイスショットを打ったり、スコアを縮めて何の楽しみがあるのでしょうか?
高額なお金がかかっているなら別ですがね…
コンディションが良い場合、次に影響するのは芝高だと思います。
ここに西洋芝と和芝の違いも出てきます。
フェアウェイを少し長めカットをしている高麗芝や野芝の場合、
ボールが葉の硬さにより支えられているので、ショートティでティアップしている状態になります。
「写真:それぞれのコースで芝の高さが違う」
これならナイスショットの確率がとても上がりますね。
仮に同じように長めで刈った洋芝の場合、ボールが沈むため、ボールとクラブが接触する場所に
芝がかかるわけです。
つまり、ラフと同様な接触が起こります。
結果として、フェアウェイからもフライヤーが起こる可能性が出てきます。
短い場合は特に違和感を感じません。
更に刈り込んである場合、西洋芝の場合、ペタッと地面にくっついている感じで、まともにフェースがコンタクトしそうもないと感じる時があります。
出来るだけスウィープに長いインパクトゾーンが要求されるのはその為です。
ダフってしまうのは論外で全くボールが前に進みません。
高麗芝の場合は、多少ダフっても芝が硬い為、ソールが滑ってくれるのでそれなりに飛んでくれます。
ここも大きな違いですね。
それでもある程度の距離を打つショットはヘッドを加速させているので、まだ楽です。
問題はアプローチ。
調整したヘッドの動きをコントロールするのは、フルショットよりも難しいです。
短く刈り込んだグリーン周りでアプローチを成功させるのは、高麗芝の場合よりも遥かに難しくなります。
PGAツアーでグリーン周りでパターを多く使う試合がありますが、芝生の刈り込み高にも注目すると面白いですね。
残念ながらヨーロッパでプレーした事がないので、全英オープンなどの転がしの真髄はまだ実感していません。
(全英の場合は、下が硬いからというのがメインだと思いますが)
さて、グリーンはどうなのでしょうか?
〜〜 続く 〜〜