昨日はラフについての感想をザクっと記事としてアップしました。
日本の野芝は葉が硬いので、ボールをしっかりと保持してくれて沈みません。
ですので、日本の野芝を利用している多くのゴルフ場は、ラフに入れた方が
ティアップした状態と同じようになり、フェアウェイよりもむしろ簡単になる場合があります。
柔らかくて、密集した西洋芝に潜り込んだボールを打つのはそれとは全く次元の違う状況となりますね。そもそもロストボールにしてしまう確立が何倍も増えるのでストレス溜まりまくりです。
2019年の第101回全米プロが開催されたNYのベスページのブラックコースのラフのセッティングを振り返ってみます。
一番ホールは右ドックレッグのパー4ですが、フェアウェイに出るまではティイングエリアから結構な距離があり、ラフになっています。
写真を見るとわかりますが、その中央にプレイヤーが歩く為にラフが刈り込んである通路があります。
この境を写真で撮るとこんな感じになります。
密集したラフになっている事がわかります。
難しい事で有名なブラックコース。
最初のティショットをちょろってしまったら、ロストボールになってしまうと思います。
芝生の種類はわかりませんが(フェスキュー?)、刈らなければどんどん伸びます。
ホフマン選手がどうやって打とうと覗き込んでいる所は、ギャラリーが入っていて長い芝生が寝ている状態…
近くの人があまり踏んでいない所はこんな芝の長さです…
この状態から彼は見事に脱出して拍手を受けています。
ボールは見えていますが、クラブが侵入してくる方向には長い芝生があり、
上手く打たないとヘッドに絡んで、大きなミスショットになってしまいます。
松山選手はギャラリーの入っていない密集したライから果敢に打っていきました…
反対側でしたので、実際の場所とは異なりますが、こんな状態から打っています。
これはさすがに綺麗なショットではなかったと記憶していますが、どのような気持ちでショットしたのか、本人に聞いてみたい所です。
メジャー設定だからって思いたいところですが、決してそんな事もありません。
この写真は、オハイオ州にあるAston Oaks Golf Clubで普通にプレーした時ですが、
ラフはこんな感じ…
一方、昨年埼玉でプレーした時のラフ。
これ、セミラフって感じですが、全体的にこんな感じ。
普通に打っていけますよね~。
芝生の違いというよりも刈高の差の方が大きいかなぁと思います。
(もちろん、日本の野芝の葉の硬さから楽っていうのもありますが)。
日本と米国のゴルフ場のラフの違いを見てみました。