インドネシア・ジャカルタ近郊のゴルフ場で1、2を争う名コース、Royal Jakarta Golf。
昨年のインドネシア・オープンで見事、宮里優作プロがマスターズの切符をかくていさせた試合の会場です。
このロイヤル・ジャカルタ・ゴルフ場が3月に突然閉鎖されていました。
様々な噂がありますが、真相ははっきりとしません。
インドネシアの多くのゴルフ場は敷地の所有者が空軍になっています。
この空軍に過去5年間土地使用料を払っていなかったとか、
税金の滞納とか、
空軍に対してゴルフ場の一部を解放?しろとの要求をゴルフ場が断ったから、
とかが、噂されている理由です。
中には来年の大統領選による何らかの政治的な思惑が働いているというものもありました。
いつになったら営業が再開されるのかわからない中、不安な時期が過ぎていました。
それが、5月4日の金曜日から突然の営業再開のアナウンスが。
早速、今日6日(日)にプレーをしてきました。
心配していたのが、この約2ヶ月間メンテナンスをしていなかった事。
グリーンはどうなっているのか?
心配です。
クラブハウスから見たコースは心配した程、コンディションが低下しているようには見えません。
スタートまで時間があるのでアプローチ練習場に行って見ました。
やはり、グリーン周りの芝のダメージがあります。
しかし、完全な乾季の時期じゃなくて良かったです。
全く雨が降らなかったら、芝生は全滅だったと思います。
ティボックスから見る景色も少しコンディションが悪いことがわかります。
フェアウェイの芝生も少し長めになっています。
一回伸びてしまった芝生をいきなり刈り込めないので仕方ないですね。
かなり状態の悪い所もあります。
心配したグリーン。
なんとスピードが 7 フィート!!!
こんな遅いグリーンを経験したことありません。
半年もたたない前にここでジャスティン・ローズ、アダム・スコットや宮里優作がプレーした会場とは思えません。
しかも、綺麗に転がらないので、ピョコピョコとボールが弾みます。
このグリーンを仕上げてくるのにあとどの位の日数がかかるかわからないですが
このグリーンは二度と無いので、今だけと思いながら楽しむのがベストですね。
問題はラフ!
コースのメンテナンス上、ラフの整備は最後になっているだと想像できます。
これがもう物凄いラフになっています。
前述のインドネシア・オープンを見に行きましたが、
プロの試合でもここまでラフを伸ばしていませんでした。
しかも葉が柔らかいので、ボールが完全に沈み込んでしまいます。
まず、困ってしまうのがボールのほぼ真上に行かないと見つけられないということ。
芝生が覆ってしまい、目の前にあっても見失ってしまいます。
ほぼ、3m四方を探してもロストボールになってしまいそうです。
ゴルフで一番ストレスが溜まることは自分にとって、ロストボール。
しかも、絶対ある所でみつからないというのは正直、イライラします。
ボールが見つかってもボールを脱出させることが困難です。
100ヤードをキャリーさせられたら、ラッキーという感じ。
自分は、ピッチングウェッジを持っていた所、キャディが50と56度のウェッジを差し出してきました。
この時の状況は、グリーン方向にどれだけ飛ばしても問題無いシチュエーションでした。
100ヤード以上打とうとするとショットで手首に衝撃が走りました。
全く歯が立ちません。
最悪なのがラフを渡り歩く事。
ラフに入ってしまったら、ペナルティと割り切り、横に確実に出して
次のショットをフェアウェイから打つことですね。
ロイヤルのフェアウェイは、砂地でふかふかしているので
フェアウェイからのショットは綺麗にターフも取れ、気持ちの良いショットが打てます。
例え、200ヤードが残るとしても確実にウェアウェイをキープすることが肝心です。
ラウンドして、ラフのボール探しとそのショットの難しさに疲労がどっと出ました。
来週のラウンドまでにもう少しラフをカットされているかなぁ??