楽しみにしていたロッキー山脈国立公園...
入り口で予約済のQRコードを見せて無事入場...
第一印象...
とーーーーっても広い、けどちょっと物足りない…(笑)
うーーーん、期待外れかなぁ~
車を降りてハイキングをしたりして、自然を満喫しないと楽しめない所かもしれません…
途中で見事な角の鹿が出てきたのはちょっと嬉しい…
コロラド州は2020年11月に大規模な山火事が発生して、ロッキー山脈国立公園の一部も燃えたようです…
ドライブ中もかなりのエリアが真っ黒焦げになっていました...
「関連記事、イエローストーン国立公園の山火事」
ロッキー山脈国立公園の山火事もあえて消火活動はしていないようです...
こんな研究があります。
2007 年,気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は,温暖化に伴い,高標高域の積雪量が近年激減していることを報告した。この積雪量減少に伴い融雪時期が早まりつつあり,その結果として,高標高域における大規模な山火事の発生確率が上昇している。さらに,最近の大規模な山火事は,過去に実施されていた森林火災抑制プログラムによる生態系改変に原因があるとも考えられている。地球温暖化と人間による森林利用といった相互作用を受けて,大規模な山火事が頻発し始めている可能性が指摘されている。
ーー引用: 森章(横浜国大、ロッキー山脈の亜高山帯林における大規模自然攪乱としての山火事の果たす生態的役割 より)
アメリカの西海岸を車で走っていると本当に山火事の跡をよく見ます。
時には日本でもニュースになりますが、環境の破壊を心配してしまいますよね。
でも、実際に山火事の跡を見ると直後はともかく凄い生命力で回復していく姿も見る事が出来ます。
山火事って本当に悪い事だけなのか?
例えば伊豆の大室山の山焼きはとても有名です。
ススキを焼いてその景観を守ったり害虫を駆除する為です…
奈良の若草山の山焼きは、江戸時代近隣社寺への延焼の危険が絶えず、隣接する東大寺・興福寺と奈良奉行が立ち会って、霊魂を鎮める供養の祭礼が始まりのようです…
山が燃えるのはそんなに悪い事でもない!?
ドライブをしながらそんな事を考えていましたが、車は3,000mを超える所を走るので上の方は大きな木の無い、ツンドラ気候です…
日本だと富士山頂上がこの気候に該当します。
(他に大雪山、飛騨山脈がありますが、気象庁の観測地点は富士山のみ)
マーモットが愛くるしいしぐさで観光客を喜ばせていました…
山の無い、ウェスト・ケンタッキーに住んでいるので、しばし高原の中で喧騒を忘れて命の洗濯ができたようです…