フルーツの王様 ドリアン。
他には「悪魔のフルーツ」
さらには「フルーツの魔王」
などの異名を持つ、ドリアン。
日本人にはあまり人気が無いですよね。
何しろ臭いが…
個人的な嫌な臭いランキングは、
1位 カメムシ
2位 スカンク
以下、多数…
まずは、カメムシ。
この臭いの好きな人いますか??
相当な臭いフェチでしょうね~。
日本では普通に色々な所にいるので、要注意です。
京都でも素晴らしい寺院でお茶を楽しんでいる所に大発生していました。
女性が手慣れたもので、臭いを出さないように瓶にいれていたのを思い出します。
このカメムシのイメージとパクチーが連想される人も多いですね(笑)。
パクチーが苦手な人は結構カメムシ由来かもしれません。
2位はスカンク。
日本では全くなじみがありませんが、アメリカでは普通です。
日本で猫などが車にひかれる数よりもスカンクがひかれる数の方が遥かに多いと推察します。
スカンクの臭いって普通知らないですよね。
アメリカで初めて臭いを嗅いだ時は、知らなかったんですが、
当たり前のようにこれはスカンクだ!
とわかったものです。
それ位、強烈です。
アメリカ駐在時代のイメージでは、半径2kmのエリアではもう強烈な臭い。
間違って、車で跳ねてしまったらその車は廃車するしかないと言われています。
さて、話はドリアンに戻ります。
インドネシア人はマンゴーはインドネシア産が一番といいますが、
ドリアンはタイの方が美味しいといいます。
とは言っても皆大好きですね。
季節は雨期にあたる年末から3月位まで。
もう少しでシーズンが終わります。
インドネシア人の友達に一昨年ドリアンを食べに連れて行ってもらいました。
ジャカルタ南部、ボゴールの少し北部の道路脇にドリアンを大量に売っている小屋が並んでいます。
小屋の裏側はジャングル。
この友人の当時の彼女が大のドリアン好き。
何十軒も並んでいる小屋の端から味見です。
ーーー小さい女の子も真剣に選んでいました。ーーー
何しろドリアンを食べたことの無い日本人に間違ったものを食べさせるわけにはいかないという意気込み。
加えて、自分も本当に美味しいものしか口に入れたくない!という気迫が伝わってきます。
店員さんと何やら会話していると、
まず、ナイフの背中側でドリアンを叩きます。
この時の匂いがまず重要なようです。
最初の小屋ではお気に召さなかったようで隣に。
同じように匂いを出させます。
少し興味があると今度は、ナイフで少し切れ目を入れます。
また、匂いを嗅ぎます。
NG…
隣に行きます。
今度は、少し切れ目を多く入れて、ナイフで身の部分を切り出します。
口に入れて味見。
NG....
隣に行きます。
こんな事を30分以上!!!
繰り返して、1個を選択。
早速、お店のお兄ちゃんが切ってくれました。
ドキドキして、初ドリアン。
美味い!!!!
びっくりしました。
しかも臭いが気にならないんですね。
不思議です。
皆、嬉しそうに食べながら、
感想を求めてきます。
続けて、2個目を選択。
身の色が全然違います。
味も違うんですが、こちらも美味しいですね。
食べ終わってからお金を払っていましたが、
味見で切ったドリアンのお金は?
と聞いたら、払う必要無しとの事。
南ジャカルタにはドリアン農園があって、もぎ取りが出来るようですが
ここでも木から取ったドリアンが美味しくなければ、そのまま地面に捨ててお金は必要ないそうです。
なんかすごいもったいないですよね。
このドリアンファームに今年行く約束をしていましたが
この友達のカップルが結婚、妊娠、出産をしたので、医者からドリアン食べちゃいけない命令が出たそうで、実現しそうもありません。
日本人は誰も乗ってこないしね~~。
ゴルフ場のホールの脇でもドリアンを売っていますが
ここで買うものは
フルーツの女王 マンゴスチン
ですね。
ゴルフ場にもドリアンの木がなっていて、
毎週大きくなっていくのがわかります。
手が簡単に届くところのはすぐに無くなってしまうので誰か持っていくんでしょうね~。
バナナは普通に残っていますが。
最後に友人は絶対にビールを飲むな!!
と真剣に言っていました。
アルコールをドリアンと一緒に飲むとお腹が爆発して死んでしまうと。
これ、迷信だそうですが試す必要も無いので当然控えました~~。