昨年のゴルフの話題で最も明るい話題は何と言っても、渋沢日向子選手の全英女子オープン制覇。
協会が今年活躍した選手の各種表彰を行っている中、一部の選手に対するヤフーニュースなどのコメントに難しい海外のコース、簡単な日本国内のコースが云々…
海外のコースでプレーしたこともない人の方が海外でプレーしなければ強くなれないとか上手くなれないって言っているように感じるのは気のせい??
日本の2グリーンのコースではダメっていうのが多いかなぁ?
でも本当?
私は日本ではほぼ関東圏でしかプレーしたことが無いので、北海道、東北、関西よりももっと西側のコースを知りません。
その代わり海外はインドネシア、タイ、中国、米国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランドなどでプレー。特にインドネシアはほぼ全部のコースをプレーしました。
コースの難しさってそれぞれなので、何とも言えませんね。
昔、マスターズ・トーナメントで会場のオーガスタ・ナショナルに全くラフが無かった時代。
100を切れないようなレベルのアマチュアゴルファーは、オーガスタでプレーをするとベストスコアを更新できると言われていた時があります。
プロもパープレーで廻ろうとするととても簡単になるそうですね。
彼らは優勝しか狙っていないので、バーディ、イーグルを考えます。
すると途端に魔女が現れてくるわけですね。
つまりコースの難しさって、プレーヤーのレベルによっても感じ方が異なるわけです。
そんな訳でコースレーティングの他にスロープレーティングが導入されたわけですが、殆どのアマチュア・プレイヤーは何のことやら知らないという感じ?
いまは世界共通にスロープが導入されているので、それを見ればコースの難易度はある程度わかります。
その上で良く言われる日本と海外のゴルフコースの違いは何でしょうか?
1.芝生の種類(フェアウェイ、ラフ、グリーン)
2.グリーン(1グリーン、2グリーン、共有グリーン)
3.土地(リンクス、レイク、林間、丘陵、山岳)
4.コースデザイン
5.グリーンのアンジュレーション、スピード
6.距離
7.ハザード(特に空中のハザード 木の事です)
芝生の種類
これは確かに全く違います。寒冷地仕様の芝生の場合、一般的に葉が細く柔らかいのでボールが沈みます。フェアウェイでもボールが沈むので、打ち方によってはフライヤーが出ます。
ラフに入るとボールはそばに行っても見えないように沈み込んでしまいます。
一般的なアマチュアゴルファーは、ウェッジで50ヤードしか出せないものとあきらめる必要が出てきます。
また、グリーンも転がり方が変わりますね。
でも、その違いがはっきりと分かるレベルって、やっぱりシングル、それも片手以下じゃないとあんまり関係ないと思います。
下の写真のライであれば、真ん中であればアベレージレベルでもある程度グリーンを狙えます。
右側の写真だとやっぱり出すだけ。
プロは左のライでも200ヤードを狙っていきます。
アダム・スコットが全く躊躇しないでピンを狙っていったときは、レベルの違いを感じました。(池越えでしたからね~)。
全英オープンを制したダレン・クラークはアプローチの練習中、左の写真よりも密集した芝生の中にボールをウェッジで押し込んで行っていました。
ボールの30cm位手前からヘッドを入れて、インパクト・フォローまで全くヘッドの速度を変えずに打っていきます。
知人のハンデキャップ プラス3のスコットランド人に言わせると、
物凄くヘッドのスピードを加速させているから、等速に見えるんだ と説明してくれました。
でもね、アベレージレベルでは、どのみちグリーンに乗らないので、どんな芝生の種類でも結局スコアは変わらないんですよね。
芝生の違いをもっと知りたいと思っています。