インドネシアの伝統的な竹製の打楽器。
アンクルン
会社の記念式典があり、そのセレモニーの一環として
このアンクルン奏者の一行に来ていただき、イベントを行いました。
ウィキペディアによれは、
『インドネシア・ジャワ島の西ジャワに起源を持つといわれる。中をえぐってオクターブに調律した2本の竹筒とそれをつなぐ竹枠からなり、ゆすって竹筒と竹筒をぶつけて音を出す。音程は竹の長さ・太さによって異なり、ハンドベルのように何人かで分担して音階を形成する。
インドネシアの脳卒中センターでは、リハビリの一環としてアンクルンを使用した音楽療法が取り入れられている。
100本のアンクルンを駆使してクラシック音楽を演奏するインダ・プトゥリ の演奏は、ベートーヴェンの「運命」やドヴォルザークの「新世界より」など、誰もが成し得なかったアンクルンの世界を創造したことで、 在日インドネシア大使館推奨コンサートとして高く評価されている。
2010年、「インドネシアのアンクルン」はユネスコの無形文化遺産代表リストに登録された。』
まさにここジャカルタはアンクルンの発祥の地になります。
中でも特に有名な地がバンドンとの事。
バンドンはジャカルタから東へ約200km。
市街地の標高は700mあり、年間を通して気候が安定し涼しい土地です。
ある調査では、日本人が老後に住みやすい地の世界で2番目に選ばれているのを見たことがあります。
また、ジャワ人に次ぐ人口を持つスンダ人の中心的な居住地になります。
スンダ人と言えば、スタイルが良く色白な美人の代名詞。
(ジャカルタ南部の高原都市ボゴールもスンダ人が中心でキャディさんの多くです)。
さて、イベントの各種行事が滞りなく進み、
このアンクルンの出番です。
出席者(約200人)全員にアンクルンを配ります。
楽団の女性が持ち方から鳴らし方を丁寧に教えてくれます。
各アンクルはそれぞれドレミファソラシドの音階に分かれていて
楽器の下にシールで示してあります。
音楽に合わせて、女性がこの番号(手の形)の手をします。
その手の動きと自分のアンクルンが一致していたら音を鳴らして
一つの曲を作り上げます。
ほとんどの参加者が初めての演奏(インドネシア人はもう飽きているのかなぁ?)で
大変興味深く、演奏が出来ました。
この女性の手の動きがバリダンスのように妖艶な感じで色っぽく、
それだけでも楽しめます。
まずは、楽団のみで”すきやき”(上を向いて歩こう)を演奏。
続いて、皆でインドネシア人の95%が知っているという、
五輪真弓の心の友
を演奏。
(逆に日本人は殆ど知らないというのも面白いですね)。
民族的な音色に心が穏やかになります。
イベントはまだまだ続きましたが、貴重な体験をする事ができました。