社員旅行も無事に終わり、月曜日から通常勤務。
が…
殆ど誰も出勤してこない(苦笑)。
それりゃ、最後のフライトは1時間も遅れたから、帰宅が多分深夜になったと思うよ…
でも、そこは理由にならないでしょ…
と、やんわりと叱っておきました(苦笑)。
一昨年の社員旅行は、ジョグジャカルタ。
この時は、行きが夜行電車(一応、特急電車でかなり深く倒れる、リクライニングシートの車両)、帰りが3便に分かれての飛行機。
今回のバリ旅行は、往復3便に分かれての飛行機。
当然、飛行機事故を一番に心配しています。
車の事故よりもはるかに航空機事故は少ない事はわかっていますが、
一度、事故が発生すれば、ほぼ全員が助からない…
旅行中の27日には、
サッカーのイングランド・プレミアリーグ、レスター・シティのオーナーで、タイ人の富豪ビチャイ・スリバダナプラブハ氏がヘリコプターの墜落事故で死亡したニュースも入ってきていた。
このオーナーはエア・アジア航空の株も持たれているという。
ヘリコプターは安全度が大変高いと聞くがやっぱり事故は起こってしまいます。
事故のリスクヘッジという意味でも
3便(約200名)に分けています。
重要なのは、航空会社。
まずは、インドネシアのナショナル・フラッグ・キャリアである。
ガルーダ航空
次いで、ガルーダ航空の子会社の格安航空LCCの
シティ・リンク
そして、ライオン・エアの子会社のLCC
バティック・エア
このバティック・エアはLCCでも機内食が出たり、座席にモニタがあるなど
世界初のフルサービス・キャリアの格安航空会社です。
絶対に選択肢に入らないのが、
ライオン・エア
でした。
そして、月曜日の朝 飛び込んできたニュースが…
”【10月29日 AFP】(更新、写真追加)インドネシアの格安航空会社(LCC)ライオン航空(Lion Air)の旅客機が29日、首都ジャカルタの空港を離陸して間もなく、乗客乗員189人を乗せたまま同市沖に墜落した。インドネシア国家捜索救助庁は、189人全員が死亡した可能性が高いと発表した。
バンカ(Bangka)島のパンカルピナン(Pangkal Pinang)に向かう予定だったボーイング(Boeing)737型機は、午前6時30分(日本時間同8時30分)ごろに管制との連絡を絶っていた。
同機は離陸後わずか13分後に海へと墜落。現場海域で撮影された映像には、水面に漂う油膜が捉えられている。また、脱出用シューターやライオン航空のロゴが入った機体の残骸を写した写真も公開されている。
運輸省航空総局(NTSC)は、「この旅客機には、乗客の大人178人、子ども1人、乳児2人、さらに操縦士2人、客室乗務員6人が搭乗していた」と発表。外国人が乗っていたかどうかは、現時点では分かっていない。
国家捜索救助庁の長官は報道陣に対し、「発見された犠牲者らの遺体は損傷を負っており、また既に何時間も経過していることから、生存者はいないというのが私の見方だ。189人が死亡した可能性が高い」と述べた。
同庁報道官はAFPに対し、同機は水深30~40メートルほどの地点に沈んでいると明かした。
近年急速に事業を拡大してきたライオン航空は、過去にも複数の事故に見舞われている。2004年には死者を伴う墜落事故を起こした他、同社の旅客機2機がジャカルタのスカルノ・ハッタ(Soekarno-Hatta)空港で衝突する事故も発生している。”
この事故を起こした機材は、前日、我々のフライト時間とほぼ同じタイミングで
バリ島からジャカルタまで飛んできていました。
すでにその時から客室のエアコンが効かないとかエンジンが止まったとかのアクシデントが発生したようです。
犠牲になってしまった方々のご冥福をお祈りするばかりです。
(写真と記事は関係ありません)
ここで、不思議なのはライオン・エアの子会社のバティック・エアは、
ライオン・エアよりも評判が良いこと。
私自身も搭乗して感じますが、バティック・エアは良いです。
LCCでも多くの路線でフラッグ・シップのガルーダと競合するなど
企業努力が感じられます。
航空機の運航で重要なのはメンテナンス体制だと思います。
それぞれの航空会社がどのようなメンテナンス体制になっているか知りませんが…
逆に知ったら怖くなったりして…
山崎豊子著の
”沈まぬ太陽”
を読むと色々考えさせられますね。
何はともあれ、社員旅行も無事終了し一安心です…