ピン・ポジションを考えてからティショットの狙い目を決めるセンスのあるプレイヤーは、上達が早いのだと思います。
初心者の頃は、バンカー越えなどグリーンの手前にハザードがあると
ガチガチに緊張してしまうものですが、かといってそこを避ける腕も余裕もないのも現実ですね。
ピン・ポジションとボールの位置によって、スコアは簡単に5打、10打と大きく変わってしまうのもゴルフの奥の深いところです。
今回、プレーしたWestern Hills Municipal Golf 場に仲間と朝集合しようとしたところ、午前中はトーナメントが入っていてプレーできないとの事。
(予約をしないでプレーをする米国ならでは結果…)
午前中をHopkinsville Countryで1ランウドに変更し、
昼食を食べてから再度Western Hillsに向かいました。
プロショップのおばちゃんに何で予約しないんだと常連の仲間が
怒られています(笑)。
午前中のトーナメントは、地域の集まりのような感じでしたが、
ベストボールでのプレーでした。
ただ、話を聞く限り、スクランブルのようです。
(よくわかりません)。
ベストボールは、チーム内で普通にプレーをして最も良いスコアを採用するというもの。
スクランブルは、各ショットの一番良いボールを選択し、そこから皆であらためて打っていくというもの。当然、とんでもなく良いスコアになります。
色々な縛りを入れることがポイントになってきますが、
10アンダーとかは簡単に出る競技方法で、初心者の方が多い場合など、皆で楽しめます。
しかし、そこはゴルフ場も考えます。
ピン・ポジションが難しくなっていました。
どのホールもこんな所にカップを切るの?
って感じでした。
池が絡んでいても、そのサイドにエッジから1ピン余りの所に切ってあったりします。
また、比較的中央に切ってある場合も、斜面のかかりが絶妙になっていて
一筋縄ではいきません。
更に難しくしているのが、グリーンの速さ。
結構、遅いんです。
一般的にグリーンが遅い方が簡単と信じているプレイヤーは多いのですが、
ある程度の腕前になると遅い方が難しくなる場合もあります。
先のライダーカップで米国チームが欧州チームに敗北したのは
グリーンが8~8.5フィートと遅かったからと言われています。
最近のマスターズも昔のように単純に速いグリーンに仕上げていませんしね。
この辺りを知っていないと、コースでグリーンの速さばかりを
声高に話す、残念なプレイヤーになるので要注意です。
今回あらためて感じたことは、ピン・ポジションをシビアにした方が
プレーをしながら色々考えるので、ゴルフの腕前は上がりますね。
ただ、いつもお客さんで一杯の日本のゴルフ場では進行を妨げることになるので
限界があるのだと思います。
この辺りが改善されると世界に通用するプレイヤーが誕生してくるんでしょうね。