もうすぐ米国大統領選挙があります。
新しい大統領はトランプ大統領が再選されるのか? それとも破れるのか?
アメリカの大統領選挙は独特な制度の為、共和党と民主党の支持基盤がどの州であるか?それがどのように動くかが赤と青に色分けされてよく報道されます…
これらの合衆国の州の色分けを見ていると、どうしても南北戦争(市民戦争)の事が頭に浮かびます。
ケンタッキー州に住んでいると日常生活で南北戦争にまつわるものを目にします。
奴隷解放を訴えたリンカーン大統領はケンタッキー州の生まれですし…
南北戦争の争いの舞台はバトルフィールドとして、公園になっている所が多いですね。
日本では、古戦場。
歴史好きの人や大河ドラマファンの人達はそれらの土地を訪れると遥か昔の状況を頭に描いたりしますよね…
「風と共に去りぬ」の舞台になった所を訪ねたり、奴隷制度の象徴のような(実際は奴隷のイメージが違ったり)プランテーションを見学したり…
そして、バトルフィールドも訪れると考えさせられます…
職場の米人は子供の頃、父親とバトルフィールド巡りをして、ペンシルベニア州のゲティーズバーグ(Gettysburg National Militaly Park)が一番良かったと話していました。
10年余り前に子供と訪れましたが私自身は殆ど覚えていません(苦笑)…
今回は天気も良かったので、ケンタッキー州の西の外れ、車で1時間弱の所のフォート・ドネルソン・ナショナル・バトルフィールド(Fort Donelson National Battlefield)に行ってみました。
入り口を過ぎた門柱の上には砲弾が積み上げられていました…
公園内に入りすぐの所の駐車場に車を停めると小さな小屋にレンジャー風の女性が二人います。
入場料が必要なのかな? と思い、話を聞くと、
ここはハイキングを案内する窓口で自由に散策するなら各自で好きなようにして良いとの事。見所そのものはここから3マイル以上歩くので、車で近くまで行き駐車スペースに停めると便利よ との事。
簡単なマップをもらいましたが、一本道で看板も出ているのでゆっくりと車で進みました。
この場所は、西にテネシー川があり、少し北部で分かれているカンバーランド川の川辺に位置しています。
高い山はありませんが意外と起伏に富んだ地形で丘の上に立つと遠くまで見渡せる大地です。
鷲の生息地で餌をあげないようにという看板がそこらにありました…
カンバーランド川は静かな流れの川で丘の上から大砲で迎え撃つという形の戦場だという事が良くわかります。
歴史を学べばもっと感慨深い地であることはわかりますが、のんびりとピクニックだけでもとても綺麗な場所です。
公衆トイレもあり、安心してお弁当を食べたりするのにはもってこいですね。
もう少し木々の葉が色付いたらまた訪れたいと思いました。