としぼうのエンジョイ・ライフ ゴルフ・グルメ・旅行

ゴルフ、グルメ、スイーツ、旅行に関する日常を公開します。2019年2月より2度目の米国駐在がスタート。

Take it easy. こだわり過ぎるな… そうすれば勝てるよ… きっと…

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ZOZOのPGAトーナメントが無事に終わり、日本ツアーの選手が通用しないというヤフーのニュースに対して、その原因などのコメントが色々ついていました…

 

 

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いつもこういう話題になると、

日本と海外では芝の種類が違うからだとか、

ハングリー精神が足りないからだとか、

コースの設定が日本は簡単すぎるからだとか…

 

まぁステレオタイプの分析のオンパレード…

 

そもそもハングリー精神の理解が間違っています…

高級外車を乗り回しているとハングリー精神が失われる???

 

馬鹿な事を言ってはいけません…

 

そんな事を言っていたら、ゴルフ史上最高のプレイヤー、タイガーウッズはプロ入り一年目で消えていますね~…

 

飽くなき向上心…

これがハングリー精神の源であって、高級車や高級な邸宅、贅沢な食事をしていても失われることはありません…

 

実用日本語表現辞典によれば、ハングリー精神は

「物事を強く求め、達成への強い意志を持ってことに当たる気持ちや心意気などを意味する表現」

となっています。

 

ここに金銭的なこと等何も関係がありません…

 

何か貧しいものが豊かになる為に頑張る精神みたいに考えていたら、そのものは絶対に勝てないですね…

 

有名なマズローの欲求5段階説

ステレオタイプのハングリー精神では、初歩的な階層に留まります。

 

本当のハングリー精神は第五段階の自己実現欲求、そしてその上の存在する第6段階のステージ、

 

自己超越の”目的の遂行・達成の実をピュアに求める” 段階にあります。

ここに到達できるのは、全人類の2%とマズローは分析しています…

 

 

 

 

次に芝生の違いについて…

 

プロのレベルであれば、誰でもスウィープにダウンブローにインパクトを迎えます…

従って、多少芝に沈んでいてもボールを捉えていけるわけです…

 

勿論、野芝や高麗芝の葉は硬く、ティアップしている状態になっているので簡単ですが、それはインパクトがヘッドの最下点になってしまうビギナーレベルの話…

 

プロには当てはまりません…

 

コース設定が簡単な事はその通りだと思いますが、それだって超絶アンダーパーで回ってくれば良いだけの話…

コース設定が簡単だからと言って、簡単に60を切るようなスコアで廻れないんですからね…

 

これについては、ジャック・ニクラスが面白い事を言っています。

ティマークはどんどん前を使え!

 

どういうことかと言うと、短い距離に自ら設定してどんどん良いスコアを出せって事です…

距離を短くするんですからバーディを取りやすくなります…

どうせとるなら、9連続バーディとか全ホールバーディを取っていけという事です…

 

つまりイケイケドンドンに慣れろっていう事…

 

ここに一般的に日本人が勝ちにくい習慣が隠されています…

 

シングルでもない、アベレージゴルファーがバックでラウンドしたがる率がどれほど多いのか??

 

ゴルフは距離が長くないと駄目だと思い込んでいるのか? そうしないと損をすると思っているのか?

 

何しろ、バックで廻りたがりますよね…多くのアベレージレベルの人が…

 

それよりも、赤ティとかを選択して、アンダーパーで回りましょうよ…

それが出来たら白に行くとか…

 

 

日本人が勝てないのは気持ちですよ…

 

拘り過ぎなんです…

 

石川遼選手が高校生の時に劇的に勝った理由は技が優れていたからではないです…

失うものが無い状況で自分の出来る事を精一杯やった結果です…

無欲の勝利と言ったりしますが、決して無欲だったとも思いません…

 

失敗を恐れたりしないで出来る事だけを行う。

 

これが重要です…

 

松山選手をとても応援していますが、最近勝てる雰囲気がありません…

こだわり過ぎなんだと思います…

 

知人のスコットランドのゴルフ大好きな人がいます…

彼はハンディキャップがプラスの3…

 

一緒にプレーをするととても真剣にプレーしますが、かといってショットに入る時の決断はとても速い…

あれやこれやと考えていません(実際には経験値が凄いので瞬時に色々判断しているのだとは思いますが)。

 

この考え過ぎや拘り過ぎの部分をもっと日本人プレイヤーは考えた方が良いです…

 

トーナメント中継で解説をしている丸山茂樹さんは、よくグリーンのコンディションでポアナの事を言います…

彼は現役の時からこだわっていて、ポアナは難しいとか、そんな事ばかり話しています…

 

タイガーウッズがそんな事に拘っていますか?

 

あの全米オープンのプレーオフ、

タイガーの打ったグリーン上のボールはぴょこぴょこ跳ねながらカップに沈みました…

 

それにクラブのスペック…

 

最新のクラブは多分間違いなく昔のものより簡単になっています…

 

でも、クラブを替えてスコアは何打縮みますかね?

 

日系アメリカ人のコリン・モリカワ選手がアマチュア時代の経歴に恥じない活躍をして、プロ入り2年目で全米プロを制しました。

 

身長175cm 体重72kg

 

この体格は日本人の選手の中に入ってもごく普通…

 

それが何故メジャーをすぐに取れたのか?

 

渋野日向子選手が何故メジャーを取れたのか?

 

自分は答えは同じだと思っています。