3Dプリンターが随分一般的になってきたようです。
自分の中では3Dプリンターという言葉より、光造形という技術の方が馴染みがありました。
というのも、1980年に名古屋市工業研究所で小玉秀男さんという方が光造形法を発明していたからですね。
3Dプリンターというのは、1995年にZ Coroporationという会社がMIT(マサチューセッツ工科大学)の開発した製品を初めて”3D printing”という商標で販売したからです。
という事は、世界の3Dプリンターの元祖は日本人の発明した光造形法です。
40年前の事ですから日本のモノ作りがまだまだ世界をリードしていた時です。
当時はかなり限定した用途にしか使えず、想像力が無いとその有効性を活かしきれないイメージでした。
が、最近の進歩は著しく3Dプリンターでこそ実現できる制作もあるようです。
そんな3Dプリンターですが、先日付き添いで行った歯医者さんで経験する事ができました。
口の中にセンサーを入れて立体図をパソコンの場面に作り出していて、凄いなぁ~と思っていました(この時点で3Dプリンターとは思っていない)。
すると、歯の色の見本と実際の歯の色と見比べて色設定。
”じゃ、30分位待っててね~”
ん? 今作るの??
って感じで意味が分かりました。
形が出来てきたら、見せてくれました。
色が少し紫色をしています。
”これから15分位焼くから、そうすると指定の色になるんだよ。
クールでしょ!?”
待っていると、完成品を持ってきてくれました。
面白いですね。
これを歯に入れて治療が終了。
昔だと、型を取って何日か後にもう一度歯医者さんに行っていたのが、その日で終了という事に技術の進歩を感じました。