初めてオーストラリア・メルボルンにやってきて、すぐに取引先の事務所に向かいました。
挨拶をしながら、
飲み物は何にしますか?
と聞かれました。
一般的に日本の会社の場合は、訪問客に好みを聞く事は少なく、
日本茶やコーヒーを提供されることが多いかと思います。
海外では、何が飲みたいか?
と聞かれることの方が多く、それぞれが飲みたいものをはっきりと求めるようです。
このメルボルンでの事務所では、何となく水を勧めている雰囲気を感じました。
水を勧める??
でも私はいつものようにコーヒーを選択。
もう一人の同行者が水にしていました。
打合せをしているとその水を横でガブガブ飲んでいます。
喉乾いているんだぁ
と思っていました。
打合せの終盤になると、先ほどコーヒーを持ってきてくれた女性が
自分用にペットボトルに入った水をわざわざ持ってきてくれました。
あれ?
本当に水を勧めるなぁ
と思い、グラスに注いで飲んでみました。
美味い!!
本当に美味しい水です。
正直、人生半世紀を過ぎていますが、今までで本当に一番美味しいと感じた水です。
ペットボトルにはMount Franklinという天然水のラベル。
「この水本当に美味いですね」
「そうでしょ? 一気飲みしちゃいましたよ」
なんて、会話が同行者と自然に起こりました。
その後、午後はホテルにてある協会の会議があり参加しました。
ホテルですので、色々なサービスがあるわけですが、
会場の後ろに用意されていた水をコップに注ぎ、飲んでみました。
美味い!!
これは、オーストラリアは水が美味いんだなぁと思い、
その後のパーティで何人かのオーストラリア人に
水が美味しいですね~
と話してみました。
すると、
「オーストラリアの水が美味しいんじゃなくて、メルボルンの水が美味しいの」
「シドニーの水はたいしたことないよ」
なんて、言っています。
特に女性は、メルボルンの水が美味しいと強調しています。
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どうもシドニーとメルボルンは、東京と大阪のような関係でメルボルンの方にとっては
シドニーと一緒にするなよ~という感じのようです。
ただし、間違いなくオースラリア人の方々、
オージーは自信を持って水が美味いと勧めてくるし信じているようです。
水のブランドになっているFranklin山は標高270mの山というより丘程度です。
この地に湧いてくる天然水をボトリングしているのが、
Mount Franklin Water
オーストラリアは南半球に属し、特にメルボルン程南極に近い地域はありません。
と言う事は、近代文明の活動で様々な公害問題などが発生している北半球の影響を最も受けていないとも言えます。
だから、美味しいのかな??
空も日本でも見られないような青空ですもの。
日本も世界屈指の美味しい水が飲める国。
特に日本の場合は水道水でも味の優劣を考えるほど、素晴らしいです。
自宅では富士山の湧水、バナジウムが豊富に含んでいる水をウォーターサーバーで飲んでいます。
でも、このメルボルンのMount Franklin Waterの方が美味いか??
調べてみると硬度が28の軟水。
南アルプスの天然水が硬度 30。
い・ろ・は・す の硬度が27.7 (なぜか小数点表示)
熊野古道水が 硬度10
といった感じです。
おいしい水については、
昭和60年4月24日に水道協会雑誌に
当時前国立公衆衛生院長が座長のおいしい水研究会が
おいしい水について
という報告をされています。
http://www.nihongo.com/aaa/chigaku/oisiimizu.pdf
東京都水道局がもっとわかりやすく解説している所がここになります。
トピック第17回 おいしい水 | 水源・水質 | 東京都水道局
インドネシアではトップブランドの水、AQUA。
はっきりと確認できないのですが硬水になるみたいです。
正直、美味しくない。。。
Mount Franklin Waterは
日本でもコカ・コーラが販売しているようです。
一度、お試しあれ。