ロンボク島の空港を降り立ち、出口に向かっていると正面に
綺麗な滝の絵、写真が飾ってありました。
何か引き寄せられるものがあり、近くによって眺める程でした。
その写真をカメラに収めました。
正直、ロンボク島の滝についての知識は全くなかったんですね。
ギリ三島でシュノーケリングを楽しみ、
最終日の予定を決めかねていました。
ビーチで声をかけてきたおっちゃんに最終日のホテルから空港までの移動を任せることに。
当日の朝、時間通りにきっちりとホテルに迎えに来てくれました。
”どこに行く?”
”お勧めは?”
”滝は?”
”おぉ 行きたい!ここに行きたい!”
空港で撮った滝の写真を見せると、
”そこは遠いから今から行くと、飛行機に間に合わないよ~、
でも他にもあるけど、そこに行く?”
というようなやり取りをして、
滝に行くことにしました。
滝を見たあと、ロンボク島で一番美しいというビーチ、Koeta方面に行って、
空港へ向かうルートを決定。
ホテルを出発し、途中、手工芸品のお土産屋さんによって、
アタの籠を買ったり(もう値切りまくりで一杯購入)、
カメの陶器を買ったり。
ここで、予想以上の時間を費やしてしまいました。
Mataramの町並みなどを車から見ながら、
改めて馬車が有効に使われていることを実感しました。
ところで、滝ってどこに行くの???
途中、随分車で走っていましたので、確認。
(なんだかんだで1時間以上)
Benang Stokel and Benag Kelabu Waterfall
Google mapで確認するとまだ遠い(焦)。
滝なので当然リンジャニ山の近くになります。
うーーーん、ビーチには行けないなぁ。
おっちゃんがどうする?って聞いてきますが、
今更、後戻りはできません。
正直、期待が大きく萎んでいく自分がいました。
車中、話を聞くと、滝の入り口(国立公園)についてから
歩くとの事。
往復で2時間必要…
え?
駐車場からちょっと歩いて見に行けないの??
バイクを雇えば、往復で30分だよ~。
バイク??
GOJEKみたいなの(呆然)。
という感じで、失敗したかなぁと思いながら、公園の入り口に到着。
ボロボロの管理事務所の建物に入って、入場料とバイクの代金を支払います。
値段は忘れちゃいましたが、安いです。
早速、バイクのお兄ちゃん兼ガイドさんとしっかりと握手して
出発。
ノーヘルで二人乗り。
かなり急なアップダウンありで、路面はボコボコ。
なかなかスリルがあります。
バイクでも数分?かけて、到着。
ここから階段175段って言ってた記憶が。。
結構きついです。
階段を降りていくと、
眼下に美しさに目を見張る滝が出現!!
何て表現したら良いかわからないのですが
熱帯性の植物が茂る中に、清流の滝がミストとなって辺り一面を麗せている…
まるで、映画のワンシーンに飛び込んだような感じです。
素晴らしさがスマホで撮った写真では、表現できていませんが…
これまでも様々な滝を見てきましたが、
文句無しのナンバー・ワンです。
これまで見てきた滝は、滝の周囲は岩などが多く、
ナイアガラの滝などのように水だけっていうケースもあります。
白糸の滝も比較的緑が多いですが、やはり主役は滝(水)です。
このロンボクの滝は、
滝自体が主役として主張していなくて、周囲の植物や地形と見事に調和されていて
青空と合わせて一体なんです。
しかも、滝を直接浴びる事も出来ます。
ジャカルタで生活していて感じる事は、川の水が茶色い事。
比較的高地のボゴールの山に行っても、清流という感じではありません。
土質の問題だと思いますが、
ロンボクの滝は普通に飲める清流です。
この綺麗な水がミストとなって、周囲の植物を瑞々しく輝かせています。
そこに訪れる人間もまたこの自然と一体となることができます。
決して、邪魔者では無いんですね。
(人自体が少ないですし)
水着で滝に打たれる人もいますし
やってきた格好のまま果敢に水に打たれる若い女性もいます。
(帰りどうするんだろう??)
その昔、ジャングルの中を進んできた人間がこの滝を発見した時は
どんな感動があったんでしょうね?
気候的には(訪れたのは乾季の2018年7月24日)、
Tシャツ、短パンで汗は全くかきません。
水は冷たいんですが、浴びても寒いという訳ではありません。
不思議なんですけど、本当に快適なんですね。
ロンボク島にはたくさんの滝があります。
この滝よりももっと美しい滝もあります。絶対。
レンタカーを借りて(ドライバー付きです)、
リンジャニ山を中心に滝巡りをする為だけにロンボク島に訪れても損はしません。
命の洗濯ってこうゆう事なんだなぁ~~。