フロンティア・スピリット(開拓者精神)と言われるアメリカ人のDNAに刻まれているもの…
日本人と比較して狩猟民族と農耕民族の違いなど、昔から色々な側面から語られています…
残念ながら ”大草原の小さな家” を見たこと無いのですが西部開拓時代の代表的なドラマですね、多分…
豊かな土地を求めて、未開の地へ何の保証も無く進んでいく…
今でこそ車や農地を開拓する機械もありますが、19世紀の始め、馬車にわずかばかりの荷物を乗せて、何があるかわからない方角へ走り出していく…
簡単にフロンティア・スピリットと言っても、自分には恐ろしくてできません…
それよりも遥かに昔、15世紀半ばから17世紀半ばまで続いた主にポルトガルとスペインにより行われた、大航海時代…
未開の土地に行くどころか大海原に何の保証も無く向かっていくというのも自分には想像も出来ない位の勇気がいる事だったと思います…
アメリカは日本と違って歴史が浅い国のひとつです…
コロンブスが発見した(1492年10月12日)事になっていますが、彼はインドに着いたと思っていたので別に ”発見” していません。
あまり知られていませんが、新大陸であるという事実を発見したのは、イタリアの地質学者で天文学者の アメリゴ・ヴェスプッチ という人物。
アメリゴ??
地理学者のマルティン・バルトゼーミューラーがヴェスプッチこそが真の新大陸発見者であるということで、「アメリゴ」から「アメリカ」と命名したようです。
まぁそもそも先住民はそれ以前から住んでいたので、発見 というのは、ヨーロッパの人の勝手な言いぐさです…
現在のアメリカは10月12日はコロンブス・デーとして多くの学校や職場が休日になっていますが、わが社は通常営業!
やはり、コロンブスがアメリカ大陸発見という事で歴史は刻まれています…
話は戻って、西部開拓時代…
”アメリカ大陸発見” から528年…
アメリカの歴史は長く見てもその程度です。
その時日本は室町時代…
足利義政が銀閣寺を作り始めたのが1482年…
そう考えると日本の歴史って本当に凄いです…
そんな歴史の浅いアメリカですが、開拓時代の遺跡?や南北戦争時代を現代に伝える施設は全国に残っています…
開拓時代の場所に訪れると大自然の中でよく生きていけたなぁ~、怖くなかったのかなぁ~と思います。
夜には大型の肉食動物が襲ってくるかもしれないですし、農作物を荒らしにくる動物もいるでしょう…
OCONALUFTEE VISITOR CENTER の裏にある、Maountain Farm Museumとして、昔の生活様式を今に伝えています…
その為の2重の柵を作っている間もとても心細かったと思います…
男は昼間、狩りに出たり家などの建設の為に木を伐り出しに行ったりしていて留守にしています…
女性はその間に農作物の管理や水の手配、食事の支度などをしていたのだと思いますが、どこから動物が襲ってくるかわからないでしょうし…
アメリカの女性が強いのも納得ですね…
このフロンティア・スピリット…
DNAに刻まれているアメリカ人は、ビジネスの世界でも開拓しています…
自分も日本人の良いDNAを生かしながら、少しのフロンティア・スピリットを取り入れたいなぁ~…
でも、やっぱり難しいんだろうなぁとあらためて実感しています。