アメリカでステーキ屋さんに入って、メニューを見ると色々と種類が書いてあります。
正直、どれがどう違うのか正確に覚えているわけでも無いので、フィレミニョンとかプライム・リブを選んでいました。
先日、ニューヨーク・ストリップを注文したらちょっとイメージと違ったので調べ直してみました。
まずはリブ。
あばら肉にあたり、焼肉なら骨付きカルビです。
リブアイやオーブンでローストしてプライムリブになります。
ロイン
腰の部位になります。
サーロインステーキ、ニューヨーク・ストリップ、Tボーン、テンダーロインのフィレミニョンとなります。
一般的にレストランで高い順に並べると、
フィレミニョン
リブアイ
サーロイン
ニューヨーク・ストリップ
となるようです。
ニューヨーク・ストリップが一番安価な部位になるとは知りませんでした。
部位的にはショートロインとなるようですが、牛の生活の中であまり酷使されない大型筋肉のお肉になります。
フィレミニョンなどの部位と違い、大きくカットが出来るので若者に人気があるようですね。
もう少し脂身が含まれているのかと思っていましたが、サーロインの方がどちらかというと脂身が多くなるようです。
牛の飼育の方法にもこの部位の味は大きく異なるようです。
穀物給与の牛は、霜降りが多くなり風味豊かなステーキになる傾向があり、
牧草飼育の牛は通常より痩せていて、脂肪が少なく風味の少ない肉になる傾向があるようです。
これだ!
今回食べたニューヨーク・ストリップはケンタッキー州であちらこちらに放牧されている牛さんからとっていたんだ(確信!)。
実は自宅でもステーキをスーパーで買ってきてよく焼きます。
何しろ安いですからね。
この時、選ぶのがアンガス・ビーフ…
これ昔のアメリカの牛肉とは大きく変わったんだと思う理由の一つ。
トウモロコシなどの穀物で育てています。
ちなみにオーストラリアのタスマニア地方は牧草で育てています。
ということで、最近のアメリカのアンガス・ビーフは日本人の好みに近くなっているんだと思います。
これ本当に実感しています。
今回、食べたニューヨーク・ストリップは牧草育ち…だと思う…
昔ながらのアメリカのステーキで、自分の好みとは違ったという訳ですね。