We learn so many things from golf.....
先日、キャディから贈られた言葉です。
この言葉は
how to suffer, for instance.
に続きます。
キャディから贈られた言葉に、この続きのセンテンスはありませんでした。
多くの事をゴルフから学びます。例えば耐え忍ぶ方法。
と訳せば良いでしょうか?
ゴルフは面白い競技です。
単純にスポーツという枠では語りつくせない歴史も文化もあります。
ゴルフを人生に例えたり、ビジネスを成功させる上での
ウンチクを語ったり。。。
読むゴルフの第一人者である夏坂健さんのエッセイが好きで
殆ど全てを読みつくしました。
そこに首尾一貫して語られているゴルフに向き合う心構えのようなものに
共感しています。
ゴルフを人生に例える事は、時間が長すぎて好きではありません。
ビジネスに例えるのは、否定しませんが、同じように好きではないですね。
ネット上ではこれらのうんちくの解説が溢れているようです。
これらの話はあまり自分の心に響いたことがありません。
底が浅いような感じがするからです。
しかし、キャディから贈られたこの言葉はハッとしました。
このキャディは癌に侵されています。
忍び寄る死への恐怖と戦っている事を知っています。
how to suffer, for instance…
敢えて言わなかったのでしょう。
ゴルフは人生のようですか?
18ホール廻れなくても、
例え3ホールでプレーを止めなければいけなくても、
それがゴルフですか?
健康なら何ラウンドもできるのに
どんなに大叩きしても
どんなにOBを出しても
ナイスショットで気持ちがすっきりし
15mのイーグルパットがど真ん中からカップに吸い込まれたり
数年ぶりにベストスコアを更新したり…
ゴルフは残酷なゲームです。
たった一度でもラウンドを共にすれば、相手の事が丸裸にわかってしまう。
どんなに怒りたくても、泣きたくても、
感情を表に出さず、
柔らかな微笑みを浮かべて、プレーを続ける..
ゴルフって何でしょうね?
自分のミスショットに腹を立てて、クラブを地面に叩きつける人、
キャディに怒る人、
スコアを誤魔化す人…
時々考えます。
怪我をして、プレーが出来なくなってしまう自分、
病気になり、プレーが出来なくなってしまう自分…
今年のプレー回数は人生で最も多く、100ラウンドを軽く超えます。
普通のサラリーマンとしては、トップクラスに多いラウンド数と思います。
それがある日突然、プレーが出来なくなる...
その恐怖。
例え、プレーが出来なくなっても
ゴルフに関係する事は山ほどあります。
クラブデザイン、コース設計、コースメンテナンス、トーナメントの行方…
コーチングについても奥が深いし
メンタルトレーニングやスイング理論…
飽きる事が無いと思いますが、
プレーできなくなってしまった時の悲しみを
ゴルフはどうやって解決してくれるのでしょうか?
We learn so many things from golf - how to suffer, for instance...
by Bruce Lansky
心に深く突き刺さった切ない言葉です。