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ゴルフ、グルメ、スイーツ、旅行に関する日常を公開します。2019年2月より2度目の米国駐在がスタート。

ゴルフは飛ばしだ! ってそんなに簡単な話じゃありません。データで見る飛距離の変遷

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タイガーウッズの登場した時、最も話題になったことが

 

飛距離

 

現代ゴルフが大きく変わりました。

 

 

時をほぼ同じくして、道具の進化が起きています。

 

ドライバーのヘッドの素材

 

シャフトの進歩

 

そして、見逃せないのがボールの進化 です。

 

 

タイガー登場前にアメリカで最も飛ばし屋と言われていたのが、

 

ジョン・デーリー (John Daly)

 

今から30年前の1992年の記録を見ると年間の平均飛距離は、

 

283.4ヤード

 

そして、タイガーウッズが本格的にツアーで戦い始めた1997年を見ると、

 

ジョン・デーリーがツアーで初めて年間平均飛距離300ヤード越え

 

302.0ヤードを記録して1位を維持しています。

 

そして、2位がタイガーウッズ。

 

記録は294.8ヤードと300ヤードに達していません。

 

翌1998年は1,2位の順位は変わっていませんが、記録は299.4ヤードと少し300ヤードを割っています。

 

 

1999年はデーリーが再び305.6ヤードを記録した辺りから、300ヤードの世界が本格化してきました。ただし、ここまで年間で300ヤードを記録した選手はデーリー一人です。

 

タイガースラムと言われるきっかけを作った2000年(マスターズを除く3メジャーを同一年で制覇。翌年のマスターズまで全メジャーを連続で取りました)ですら、タイガーの飛距離は298.0ヤードと300ヤードに達していません(2位、一位はデーリー)。

 

そして、大きく世界が変わった年が 2003年!

 

何と一気に上位9位までが300ヤード超え。

 

この年、タイガーは299.5ヤードで11位でした。

 

タイガー限界説などが囁かれた時ですね。

 

 

さて、この年はどうしてこうなったのでしょうか?

 

 

記憶が正しければ、ゴルフボールの公式球の認定がそれまでの年1回から毎月出来るようになった年の筈です。

 

ゴルフのルールは世界統一ルール。

 

そして、ボールの判定もR&DとUSGAが全て管轄しています。

 

それまでは認定を受けたボールは年に1度しか更新されなかったところから一気に毎月OKになったんですから、その開発のスピードは一気に上がったわけです。

 

丁度、ウレタンボールが出てきたころの話です。

 

日本ではブリヂストンスポーツのスーパーニューイングが国内で最も売り上げた年(ちなみにToshiboはこの開発に関わっています)。

 

 

時は流れて、2021年。

 

トップはゴルフのマッド・サイエンティスト 

 

デシャンボー (Bryson DeChambeau) 

 

です。

 

記録は323.7ヤード。

 

24年かかって、21.7ヤード伸ばしたことになります。

 

 

1年で1ヤード弱ですね。

 



 

今週行われていたマッチプレーで昨年飛距離2位の DJ ことダスティン・ジョンソンは

 

422ヤードを記録しています。

 

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日本のゴルフ場では、殆どのパー4はワンオン圏内です。

 

ホールのアンジュレーションは当然あるんですけど。

 

 

ちなみに初めて300ヤード超えの年と平均スコアで比較すると

 

1997年の1位はニック・プライスの 68.984

2021年の1位はジョン・ラームの  69.300

 

あれ??

 

スコア悪くなっているじゃん!?

 

コースの総距離や設定など相当難しくなっているんでしょうね…

 

 

ただ、この数字だけ見ると、

 

ゴルフは飛距離じゃない!

 

てなりますね...

 

ありふれた言葉ですけど(苦笑)

 

でも、飛距離が圧倒的に有利な事は間違いありません。

 

だって、セカンドで持つクラブが2,3番かわるんですから...

 

 

今度、日本のランキングを書いてみます。

 

「関連動画」

www.toshibo-enjoylife.net