インドネシアの食事・レストランで多くの日本人が気にしているのは、
豚肉が使われているか?
です。
当然、モスリムの人達の方がもっと深刻に気にしているわけですが…
多くの日本人は、料理に豚由来の食材が使われていないと、
あまり美味しくないと思ってしまいます。
特にラーメンや餃子などや
中華料理などです。
特に中華料理は、豚系が使われていないとやはり味が少し落ちると感じます。
ジャカルタの中心部から北部には、中華系の人達の生活エリアが多く(中華街とは少し違いますね)、
豚肉を普通に使います。
本格的な中華料理が食べたい時は、このエリアに行くしかないのですが
普段の生活範囲から外れるので、なかなかわざわざ行く機会がありません。
今回、モスリムの人と昼食を食べる機会があり、
プラザスナヤンで食事をしました。
何となく、小籠包が食べたくなり
パラダイス・ダイナスティ
に向かっていました。
ここの小籠包は美味しいです。
というのも、このエリアでは珍しく、豚肉を使っているからです。
モール内を歩いて行くと、
鼎泰豐
がありました。
鼎泰豐は大好きなお店で、本場・台湾で食べ歩きしたり、各国で食べています。
ただ、ここの鼎泰豐は豚肉を使っていません…
ん???
そうだ、一緒にいるのはモスリムなんだ…
豚肉が食べられないんだ…
急に気がつきました。
ふと気がついて、鼎泰豐のお店を見ると店の前には
No Pork
の看板が…
今まで豚肉を使えない鼎泰豐では、食べた事が無かったと記憶しています。
これは、試しに入ってみようと思い、お店に入りました。
ちょうど、お昼ちょっと前の時間で比較的空いていました。
テーブルがぴっちりと置かれた店内なので、
満員になると結構隣と密着するイメージです。
鶏肉の小籠包とお決まりの麻婆豆腐、魚の甘酢の料理(酢豚みたいな魚バージョン)、
インゲンとエビのチャーハンです。
最初に出てきたのはチャーハンです。
これがエビがプリプリしていて、味付けも優しい感じで美味しいです。
よくある、塩が効きすぎていることも無く、日本人好みの味です。
次に出てきたのが麻婆豆腐。
麻婆豆腐好きの自分としては、これは残念ながら不合格…
次は注文しません。
というのも、甘過ぎるんですね。
甘いといっても日本の甘口の麻婆豆腐とも少し違っていて、
別の食べ物のように感じました。
これは、インドネシアでジャワテイスト(甘い)になっている感じです。
次に出てきたのがインゲン。
これは普通にお勧めです。
鼎泰豐では、空芯菜をよく食べるのですが、これも歯応えがありグッドです。
続いて、魚の酢豚と同じテイストの料理。
これもお勧めです。
インドネシアは魚(IKAN)のフライが美味しいですが、
その技術を活かしています。
豚肉が使えないので、魚なんですが、酢豚があってもこれを注文すると思います。
やっと最後に出てきたのが小籠包。
鶏肉です。
どんなものだろう?
と思いながら食べましたが、
普通に美味しくてびっくりしました。
豚肉が使えないから駄目!
という事は無くて、どれも美味しかったですね。
これからは、もっと気軽に入れるようになりました。